トルコ国内の旅・イズミールへ~旅のヒントBOOKより

こんにちは! 旅のヒントBOOK編集部です。
旅のヒントBOOKは主に現地在住者やその地のリピーターを著者に迎え、大切な友人を案内したいスポットを厳選してご紹介するガイドブックシリーズです。
現在、50を超える国と地域がラインナップしています。
さらに、このシリーズから派生した海外関連のさまざまな書籍を製作しています。
今回は、イスタンブールに17年在住し、旅のヒントBOOKシリーズで著作があるクラリチェ洋子さんによるレポートをお届けします。
「エーゲ海の真珠」といわれる第三の都市
数々の歴史的観光名所、世界三大料理として有名なトルコ料理、親日的で親切な地元の人々――。トルコは海外旅行先として人気の高い国です。
イスタンブールはもちろん、カッパドキアやパムッカレなどの有名観光地はすでに訪れたことがあり、さて次はどこへ行ってみようか……という方にぜひ足をのばしていただきたいのが、国内線でイスタンブールから約1時間、「エーゲ海の真珠」と称されるトルコ第三の大都市イズミールです。
日本ではあまり知られていないイズミールですが、起源は古代ギリシャ・ローマ時代に遡る歴史ある街です。近隣には高級ビーチリゾートも点在するため5~9月のハイシーズンには大変混雑しますが、温暖な気候のため、春先や初冬でも観光しやすく、年間を通じてトルコ国内はもとより世界中から観光客が訪れます。
2つの遺跡に足をのばして
そんなイズミールを拠点にぜひ訪れてほしいのが、世界遺産に登録されている古代の都市遺跡、エフェスです。その規模は広大で、圧倒されるほど。ただし、非常に有名な遺跡のため団体ツアー客が多く賑やかで、雰囲気に欠けるのも事実です。
そこで歴史ファンにぜひおすすめしたいのが、2025年に新たに世界遺産に登録された古代リディア(リュディア)王国の首都サルディスの遺跡です。まだまだ有名でないどころか発掘途中のため、野ざらしの古代神殿の中にひとり佇み歴史のロマンに想いを馳せる……なんていう貴重な体験ができます。
船で1時間、ギリシャの島へ
もうひとつのおすすめは、日帰りギリシャ旅行。空港から車で約1時間のトルコ有数の高級海岸リゾートであるチェシュメの対岸はヒオス島というギリシャの小島で、チェシュメから連絡船で約1時間、日本のパスポートなら乗船手続きの際に簡単なパスポートチェックのみで出入国が可能です。
ヒオス島内にはいくつもの村があって、古いヨーロッパの街並みを思わせる城砦都市メスタ村や、白と黒の幾何学模様の壁が特徴のピルギ村などの散策がおすすめ。ヒオス島の名産は、独特の甘い香りが特徴の「マスティハ」という樹木に傷をつけて採取する天然樹脂で、採取した高価なマスティハを守るためにそれぞれの村は高い壁で周囲を囲い、わざと入り組んだ構造になっているそうです。不思議な味と香りのマスティハ、リキュールやアイスクリーム、キャンディなどがあるので滞在中にぜひお試しを。
イズミール観光も楽しんで
イズミール市街地にも立ち寄ってみてください。海岸沿いの時計台広場をはじめ、近隣の遺跡で発掘されたものを展示しているイズミール博物館などが見どころです。食事はぜひ海岸線沿いのシーフードレストランで。有名なトルコビールのエフェスやトルコ名産のラクというアニスの香り高いお酒と一緒に楽しめば、忘れられない旅の思い出になるでしょう。
トルコには気球で有名なカッパドキアや首都アンカラなど、国内線で1~2時間で行ける観光地がたくさんあります。旅のヒントBOOKではイスタンブールはもちろん地方都市もご紹介していますので、ぜひお手にとってみてください。
クラリチェ洋子 / Yoko Kraliche
東京都出身、上智大学外国語学部卒。外資系メーカーで企画・マーケティングを担当した後、夫の転勤でイスタンブールに17年在住、2023年に帰国。今までに訪れた国は50か国以上の旅好きで、日本に住所を移してからは国内旅行と日本の伝統文化を満喫中。

旅のヒントBOOK『改訂版 トルコ・イスタンブールへ――エキゾチックが素敵』クラリチェ洋子 著
イスタンブールのはずせない見どころ、東ローマ帝国とオスマン帝国の時代を代表する名所旧跡を巻頭でご紹介。さらに旧市街、新市街、アジア側のエリアガイドとおすすめのショップや飲食店を掲載。限られた滞在でイスタンブールを満喫できるように、厳選したスポットをご案内します。伝統工芸やトルコ料理などの解説ページも。
A5判/176ページ/定価1,980円(税込)
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