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JALと実践女子学園が教育連携協定を締結。現役CAも大学に常駐。将来の商品開発には大学生の発想も
JAL航空みらいラボと実践女子学園が教育連携協定を締結。現役客室乗務員の出向による学生支援や実践的な講義を通じ、次世代のグローバル人材育成を進める。JALにとっても、学生との対話や協働から、若い世代ならではの新鮮な発想や価値観に触れ、新たな事業や社会課題解決への刺激を得る取り組みとなる。
JALとJAL航空みらいラボ、実践女子学園は5月26日、教育連携協定を締結した。5年以上にわたるこれまでの協力関係を土台とし、次世代を担うグローバル人材の育成や社会課題の解決を目指すもので、協定に基づき、2026年度からは現役の客室乗務員が学園のキャリアサポート部に出向し、学生支援を開始している。
JALグループと実践女子学園は、すでに継続的な協力関係にあり、JALスタッフが実践女子大学で講義を行なうなど、2021年から約5年にわたって連携している。JALが講義を提供している大学のなかで、同学園は提供数が最も多い大学の一つだという。講義では、航空業界の取り組みや地域課題、SDGsなどをテーマにした実践的な学びを提供してきたほか、2024年には学園創立125周年イベント「JISSENマルシェ」にも参加し、教室内に留まらない地域や社会とのつながりを作ってきた。
今回の教育連携協定は、次世代を担う人材の育成に寄与することを目的としている。両者が緊密な連携のもとで相互に協力し、教養豊かなグローバル人材の育成、および積極的かつ持続的な社会課題の解決への取り組みを目指す。
その具体的な取り組みとして、今年度からJALの現役客室乗務員であり、同大学の卒業生でもある関根CAが、2年間の任期で学園のキャリアサポート部に常駐し、出向勤務を行なっている。関根CAは学生の就職相談や、留学・インターンシップで初めて海外に渡航する学生へのアドバイスを担当。航空業界に興味を持つ学生への情報提供や、同大の先輩、そして実際に社会に出ている先輩として、JAL就職後のことを話す機会が設けられる予定だという。
さらに、講義の題材として、使用が終わった航空機の部品をアップサイクル商品に活用する事業にも取り組んでいる。JAL航空みらいラボの柏 頼之社長は「学生から、透き通ったアイテムやクリア素材はZ世代に人気があるので、航空機の窓を使ったアイテムに挑戦したいといった具体的なアイデアが出ている」と明かした。
また、柏社長はこの協定締結にあたって、「さまざまな社会課題を自分ごととして捉え、主体的に行動する人材を育てたいという実践女子学園の思いは、私どもJALグループが目指す次世代育成やサステナブルな社会の実現という理想とも重なっている」とし、学生が実社会との接点を持ちながら学び、自ら社会課題を発見・解決に向けて行動できる力を育んでいくことへの期待を示した。
実践女子学園の木島葉子理事長は、同校建学の精神である「女性が社会を変える、世界を変える」に基づいた自立的な女性の育成について説明。そして、教育の柱として社会連携とグローバル化を掲げているとし、「JALグループの皆さまが大切にされている『人を思う心』『挑戦する姿勢』は、本学が育てたい人物像と重なる。双方にとって実りのある連携となり、未来を担う人材育成につながっていくことを心より期待している」と語った。
また、これまでに実施されてきたJAL社員による講義の価値について、“JAL”ということで学生もポジティブに参加し、それでありながらフレンドリーかつ和やかな場が作られている点を挙げ、「限られた時間のなかで多くのことを吸収するということについて、日々の業務で培われたコミュニケーション力やホスピタリティが授業に活かされているのではないかと感じている」との印象を述べた。
この教育連携協定は、採用活動/就職活動に紐付いていないのも特徴で、JAL側のメリットとしては、学生との対話や協働を通じて次世代の新たな視点から学びを得て刺激を受けることができる点が挙げられた。柏氏は「我々だけでは出てこないような発想に、非常に大きな刺激を受けている」と話し、このことは新しい事業テーマや社会課題解決に向けた取り組みを考える大きな原動力を生んでいるという。
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