円安でも諦めない!プロが教える「極上&格安」航空券の探し方
GWが明け、そろそろ夏休みの旅行計画を立て始めたいこの季節。
しかし円安に加えて燃油サーチャージの高騰を前に、海外旅行をためらっている方も多いのではないでしょうか?
そのような厳しい環境下でも、就航ルートや航空券の仕組みを熟知すれば、「エコノミー並みの価格で極上のシート」を手に入れることも夢ではありません。
いま知っておきたい航空券選びの裏ワザを厳選してご紹介します。
狭いというLCCの常識を覆す「空席購入」の裏ワザ
ホノルルやアメリカ西海岸など、中・長距離路線で圧倒的な存在感を放つのがZIPAIRです。もともと燃油サーチャージが不要でコストパフォーマンスに優れていますが、知る人ぞ知る裏ワザが離陸後の「空席の追加購入」です。
同社のボーイング787は3-3-3の座席配列ですが、空席がある場合、1席につき500〜8,000円(路線や、非常口座席など位置に異なる)を支払うことで座席を移動できます。つまり、3席が空いている列の1席を購入すれば、事実上3席を独占でき、簡易フルフラットの状態で移動できる可能性が高まるのです。機内の空席販売は先着順となるため、搭乗時に空席状況をすかさずチェックするのが旅の満足度を劇的に引き上げる秘訣です。
「海外発券」でビジネスクラスをハックする
航空券には、出発地を日本以外にする「海外発券」という手法があります。円安の影響はあるものの、その妙味はいまも健在です。
その「聖地」として知られるのがエジプトのカイロです。たとえば、欧州経由でANAのビジネスクラスを利用して羽田へ戻る旅程が、日本発の欧州行きエコノミークラス並みの価格帯(参考値:24万円台)で実現することもあります。1年以内にカイロに戻る必要があるなどの条件はつきますが、「大エジプト博物館」もグランドオープンしましたし、欧州旅行と日本帰国を優雅にこなす「魔法のチケット」として注目です。
憧れの「A380ファーストクラス」を体験
一生に一度は乗ってみたい、エミレーツ航空の超大型機エアバスA380のファーストクラス。機内シャワーも備えた圧倒的な豪華仕様ですが、ファーストクラスだけに高額です。しかし、エアラインが自国以外の第三国間を結ぶ「以遠権フライト」を活用すれば、夢は現実のものとなります。
狙い目はバンコク〜香港線です。わずか約3時間のフライトですが、その世界観を体験するには十分。片道10万円台から設定されていることがあり、特別な思い出作りには最高の「買い」といえるでしょう。
さらなる航空券の最適解は『航空旅行』本誌で
いかがでしたでしょうか。なお、本記事は現在発売中の『航空旅行 2026 SPRING(vol.52)』で、トラベルジャーナリストの橋賀秀紀さんが執筆した「いま買うべき航空券ベスト15」の記事を要約したもので、運賃等の情報は2026年2月時点の調査データに基づきます。そのため、実際の購入時には最新の価格や運航状況をご確認いただく必要がありますが、発想を少し転換するだけで、空の旅の選択肢は大きく広がることがお分かりいただけるのではないかと思います。『航空旅行 2026 SPRING(vol.52)』では、エコノミークラスからファーストクラスまで、より詳細なルートと価格の最適解を15本厳選して紹介していますので 、次の旅のヒントを探しに、ぜひお手に取ってみてください。