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ウェザーニューズ、航空気象向けプロダクト「SkyAviators」にAIエージェントを搭載

ウェザーニューズは、航空気象向けプロダクト「SkyAviators」にAIエージェントを搭載し提供を開始した。蓄積された40年間の専門知見を凝縮したAIが、対話形式で世界3,500以上の空港における気象リスクを瞬時に解析する。

文:本誌編集部
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航空気象向けプロダクト「SkyAviators」。アップデートされた「Strategic Decision Hub」機能。

 株式会社ウェザーニューズは、航空業界の安全運航と業務効率化を支援する統合型の航空気象向けプロダクト「SkyAviators」に、AIエージェントを搭載し提供を開始した。

 「SkyAviators」は、運航に必要な世界各地の気象データやコンテンツを一元化し、客観的なデータから運航可否判断を支援する統合型の航空気象向けプロダクト。世界中の空港の定時飛行場実況気象通報式(METAR)や飛行場予報気象通報式(TAF)をはじめ、衛星画像、雷、台風、乱気流、高度別気象など、航空特有の膨大なデータをシームレスに確認できるプラットフォームとなっている。

 独自の技術を用いて複数の気象モデルの予測精度を空港ごとに可視化・比較できる評価機能を搭載しており、難しい判断が必要な気象状況下でも信頼性の高いデータに基づいた意思決定を可能にする。刻々と変化する気象リスクを直感的に把握できるUXにより、データ収集時間を40%短縮するという。

 新しく搭載されたAIエージェントは、世界3,500以上の空港における視程の低下や強風といった気象リスク予測を瞬時に解析する。単に気象データを羅列するのではなく、航空会社の担当者の実務に直結する具体的な解決策を対話形式で提示できる点が大きな特徴である。

 コロナ禍からの需要回復に伴う業務量の急増や、運航管理者や気象担当者におけるベテランと若手の経験差といった課題に対し、これまで同社の専門チームが航空会社の担当者とのコミュニケーションを通じて伝えてきた専門的な気象リスクや運航ノウハウを、AIが多言語かつチャット形式で迅速に回答する仕組みを構築したものだ。

 例えば、気象担当者がチャットを通じて「◯◯空港におけるこれから12時間先までの気象リスクは」と問いかけると、AIエージェントは各気象モデルの見解を提示した上で、具体的なアクション案を即座に返答。低シーリング(雲底高度の低下)による計器進入の可能性を指摘して代替空港の確保や燃料搭載量の見直しを推奨したり、降雨による滑走路面の湿潤化を予想して着陸性能の再計算や適切なブレーキング性能を踏まえた着陸準備を促したりする。担当者は、AIが提示した客観的な推奨案を根拠とすることで、代替空港の決定や予備燃料の算出といった戦略的な飛行計画をスムーズに策定できるようになる。

航空気象向けプロダクト「SkyAviators」。AIエージェントとチャット形式で相談できる。

 さらに、今回の機能追加に合わせて「Strategic Decision Hub」もアップデートされた。空港の実況に合わせた現在の気象リスク監視に加え、予測に対する気象リスクも一目で確認できるようになっている。視程、雨、風、雷、雪などの基準値は、航空会社ごとに異なる運航基準や空港ごとの特性に合わせて個別に設定されるため、各社に合わせた柔軟なカスタマイズが可能となっている。

 これにより、監視対象の見落としリスクを減らすだけでなく、経験の浅いスタッフでも迷うことなく迅速な運航判断が可能になり、着陸の可否判断や予備燃料の搭載対策といった専門的な意思決定をAIがサポートする。

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