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ANA、JALの国際線燃油サーチャージ急騰、過去最高に迫る水準に。適用額の算定方法も改定

ANA、JALが2026年5月~6月発券分の国際線燃油サーチャージを発表。中東情勢を受けた大幅アップとなった。また、両社とも運賃額決定にあたって参照する期間を変更し、市況に対してより柔軟に金額を反映できる体制を整える。

文:本誌編集部
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 ANAとJALは4月20日、2026年5月~6月発券分の国際線燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)を発表した。

 中東情勢の影響による原油価格と、それ以上に高騰しているシンガポールケロシンの市況を受け、両社とも大幅な運賃額増となっている。ロシアのウクライナ侵攻による原油価格の高騰で過去最高の燃油サーチャージ額となった2022年10月~11月に迫る水準で、JALは路線によっては過去最高の運賃額となっている。

 なお、両社ともに運賃額の算定基準を改定。燃油価格の2か月平均を基にする点は同様だが、これまではその翌々月から2か月間の燃油サーチャージ額を適用していたが、今後は翌月から新たなサーチャージ額を適用する。

 前回発表の燃油サーチャージは、12月~1月のシンガポールケロシン市況価格に基づく4月~5月発券分の燃油サーチャージ額だったが、2月~3月の市況価格を5月発券分から前倒しで適用することになった。

 その2月~3月のシンガポールケロシン市況価格の2か月平均は23,000円台となるが、両社とも政府からの緊急的激変緩和措置による航空燃料補助の効果を反映し、特例として基準テーブルを一段引き下げた、22,000円台の基準を適用している。

ANA日本発着便の5月1日~6月30日発券分適用額

日本=欧州/北米(ハワイ除く)/中東/オセアニア:
56,000円(31,900円)

日本=ハワイ/インド/インドネシア:
36,800円(20,400円)

日本=タイ/シンガポール/マレーシア/ミャンマー/カンボジア:
29,000円(16,300円)

日本=ベトナム/グアム/フィリピン/パラオ/モンゴル:
19,700円(10,500円)

日本=東アジア(韓国を除く):
14,700円(9,400円)

日本=韓国/ロシア(ウラジオストク):
6,700円(3,300円)

※カッコ内は4月発券分適用額

ANA日本発着便の5月1日~6月30日発券分適用額。

JAL日本発着便の5月1日~6月30日発券分適用額

日本=北米/欧州/中東/オセアニア:
56,000円(29,000円)

日本=ハワイ/インドネシア/インド/スリランカ:
34,700円(17,800円)

日本=タイ/マレーシア/シンガポール/ブルネイ/ロシア(ノヴォシビルスク):
29,600円(15,500円)

日本=グアム/パラオ/フィリピン/ベトナム/モンゴル/ロシア(イルクーツク):
19,500円(9,500円)

日本=東アジア(日本=韓国/モンゴル、沖縄=台北/高雄を除く):
14,200円(7,400円)

日本=韓国/極東ロシア、沖縄=台北/高雄:
6,500円(3,000円)

※カッコ内は4月発券分適用額

JAL日本発着便の5月1日~6月30日発券分適用額。

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