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キャセイ・グループ、A350F貨物機を2機追加発注。発注数は計8機に
キャセイ・グループは、エアバスの次世代貨物機A350Fを2機追加発注した。これにより発注数は計8機となり、貨物輸送ネットワークの強化を進める方針だ。高い燃費性能と環境性能を備えるA350Fの導入を通じて、キャセイ・カーゴは将来の需要拡大と脱炭素化への対応を加速させる。
エアバスは5月27日(仏トゥールーズ時間)、キャセイ・グループがA350F貨物機を2機追加発注したと発表した。これにより、同グループによるA350Fの発注総数は8機となった。
追加発注されたA350Fは、貨物事業を担うキャセイ・カーゴが運航する予定で、貨物輸送ネットワークの拡充と運航効率の向上を図る。キャセイ・グループのロナルド・ラム最高経営責任者(CEO)は、「今回の追加発注により貨物機材を拡充し、お客様により多くの選択肢を提供できる」とコメント。長期的な成長を見据えた投資として、世界最高の航空貨物キャリアを目指すキャセイ・カーゴを支えていく考えを示した。
エアバスのブノワ・ド・サン=テグジュペリ民間航空機事業営業担当上席副社長は、「A350Fが新世代の貨物輸送能力と高い効率性を提供することの証しだ」と述べ、既存のエアバス機との高い共通性によるスムーズな導入や、脱炭素化への貢献に期待を寄せた。
A350Fは世界の航空貨物市場の需要拡大に対応するために開発された新世代貨物機。最大111トンの積載能力と約8,700キロメートルの航続距離を備え、国際長距離貨物路線への投入が可能だ。機体の70%以上に先進素材を採用し、競合機と比べて46トン軽量化を実現。ロールス・ロイス製「トレントXWB-97」エンジンを搭載し、同等クラスの貨物機と比較して燃料消費量とCO2排出量を最大20%削減できるとしている。
また、2027年に施行されるICAO(国際民間航空機関)のCO2排出基準に対応する唯一の新世代貨物機で、就航時には持続可能な航空燃料(SAF)を最大50%使用可能。2030年までに100%SAFによる運航実現を目指している。
2026年4月末時点で、A350Fは世界14社の顧客から計101機の確定受注を獲得している。
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