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ずっと見てきた光景 ~ 芳岡 淳が撮ったこの一枚

文:芳岡 淳 写真:芳岡 淳
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月刊エアラインをはじめ数々の媒体で活躍する航空写真家が撮った一枚の写真。それぞれに、さまざまな背景があります。本連載ではそうした写真に関する一言コメントとともに、フォトグラファー渾身の一枚を紹介していきます。

 飛行機を撮り始めて20年、ずっと羽田空港を拠点にしてきましたが、第一ターミナルから見る富士山のシルエットと夕焼けは何度見ても飽きない光景です。

 特にこの冬の時期は、空気が澄んでいることでくっきりと富士山の形が浮かび上がり、日没から時間が経つにつれて空のグラデーションを楽しむことができます。

 何度も見てきたはずの光景なのに、毎回その姿に圧巻されてシャッターを切り続けてしまうのです。

芳岡 淳

芳岡 淳

1994年生まれ。神奈川県横浜市出身。 小学生の頃、北海道への家族旅行で747-400Dに搭乗したことで旅客機撮影が趣味に。2015年からは積極的に海外へ遠征し、世界中で747-400を中心に旅客機や貨物機を追いかける撮影スタイルを展開。

FOREVER BOEING747-400(イカロスカレンダー2025)

 ジャンボジェット機の完成系として登場し、ヒコーキファンの間でも極めて人気の高いボーイング747-400、通称ダッシュ400。高いレベルの環境性能や経済性が求められる時代のなかで経年機となったダッシュ400は退役が進み、2024年3月には主要エアラインで残っていた数少ないオペレーターだった韓国のアシアナ航空でも運航を終了。本当に乗ることが難しい機体となったダッシュ400に1年にわたって寄り添えるカレンダー。

写真:芳岡 淳
発売日:2024年10月2日(水)
仕様:月めくり/壁掛け/縦30cm×横38cm
価格:1,870円

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