連載
JALさん攻めすぎ! フェイラーの「うどんですかい」ハンカチを衝動買い
【連載】ある日のヒコ活
月刊エアライン作りに携わる面々の日常。もちろん取材の場以外でも、航空業界、飛行機、空港に関する情報に触れています。ここでは、誌面作りに活かされそうな真面目なことから、3日経てば忘れてしまいそうな雑談レベルのネタまで、いろいろな話題を不定期にお届けします。
JALの「うどんですかい(UDON de SKY)」
JAL×フェイラー(FEILER)のハンカチ
どちらも「JALおなじみの…」という枕詞を置いても差し支えないほどの定番アイテムですが、これを
「JALの『うどんですかい』×『JAL×フェイラーのハンカチ』」
と括ると、なにそれ? となります。
そんな商品を実際にJALグループのJALUXが発売しました。「ですかい」シリーズを、ドイツの老舗ブランド、フェイラーが織り上げたハンカチが登場したのです。機内販売は4月からスタートしていたので、すでに入手されている方もいらっしゃることでしょう。
ちなみに、「うどんですかい」は1992年にJAL長距離国際線で提供がスタートしたカップ麺で、その後、1996年に「そばですかい」、2001年に「らーめんですかい」、2015年に「ちゃんぽんですかい」とラインナップが拡大。残念ながら、「カレーうどんですかい」などのように消えていった商品もありますが、現在は先の4種類が販売されています。
このフェイラーのハンカチには機内販売版とJALショッピング JAL Mall店版があり、前者は「うどんですかい」と「そばですかい」の箸上げ状態をデザインした「フェイラーですかいセット」。後者は「ですかい」シリーズ4製品のパッケージをデザインした「ですかいアソートハンカチ」と分かれています。価格は前者が5,000円、後者が2,750円です。
筆者のまわりでは、このハンカチのニュースを見て、「ほしい!」という反応と、「面白いけど、買うほどでは…」という反応が両極端でした。好みが分かれるのも理解はできるところで、それだけに一層、商品化を実現したJALグループに拍手を送りたい気持ちです。
自分自身は、機内販売バージョンのデザインを見て「これは買うしかない!」となりました。ただ、しばらくJAL便に乗る予定がなかったのでどうやって入手しようか悩んでいたのですが、同僚から「友達が乗るらしいので頼んでみましょうか?」との申し出が。“知り合いの知り合い”という、語感は知り合いっぽいけど現実には縁もゆかりもない方に買ってきていただいたのでした。この場を借りてお礼申し上げます。
そんなわけで入手した「フェイラーですかいセット」。箱には、ですかいシリーズでおなじみの飛行機柄のかまぼこをデザインがあしらわれ、ハンカチ本体にたどり着く前からすでに「ですかい」。
そしてハンカチを広げます。昼はうどん、夜はそば、それぞれの雰囲気に合った背景に、麺や具材が見事に縫製されています。フェイラーらしい“ふんわり”した作りで、よ~く見ると糸の色をうまく配置してグラデーションの雰囲気を作り出していたり、星の部分などところどころラメが使われていたりと、さすがのこだわりです。
目を細めたり遠目に見たりすると具材に立体感も出てきます。2種を比べると、昼の「うどんですかい」の方が、明るい色が多いおかげで糸の粒状間のようなものが和らいでおり、より立体感を受けるように思います。余談ながら、こういう絵を見ていると、ファミコンなどのドット絵に親しんだ世代としては懐かしさもこみ上げてきます。
そんなこんなで個人的には大満足な買い物でした。会社で広げていたら「これ、使うんですか?」と聞かれましたが、もとより実用品としての購入ではないので、どのように飾ると楽しめるか頭を巡らせています。