連載

レアキャラ ~ 竹信大悟が撮ったこの一枚

文:竹信大悟 写真:竹信大悟
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月刊エアラインをはじめ数々の媒体で活躍する航空写真家が撮った一枚の写真。それぞれに、さまざまな背景があります。本連載ではそうした写真に関する一言コメントとともに、フォトグラファー渾身の一枚を紹介していきます。

 繁忙期になると伊丹空港もいつもの顔ぶれから少し変わった機体がやってきます。普段は国際線を中心に飛ぶ機体がやってくるのもその一つ。

 伊丹ではなかなかレアな存在なのがJALのボーイング767-300ER国際線仕様機。もちろんウイングレット付き。ボクはボーイング767のウイングレット付きが無類の大好物なんですが、伊丹ではなかなかお目にかかれません。とくにJALの767ウイングレット付きは珍しいんですよね。

 JALの伊丹=羽田線の主力機はボーイング787ですが、国内線仕様機の787はたったの4機。普段、伊丹=羽田はもちろん、主要幹線をフル稼働している4機のうち、夏場は石垣空港へ787が投入されるおかげで、伊丹=羽田に国際線仕様の767が投入されるというカラクリ。

 もちろん見かけたら仕事中だろうがなんだろうが、チャンス! パチリと一枚。この日もイベント取材中に離陸シーンを見ることができました。ちょっと嬉しい瞬間です。

竹信大悟

竹信大悟

1975年生まれ。兵庫県出身。大阪は伊丹空港をベースに、航空会社のオフィシャル撮影や日本各地の空港で航空業界を切り取るフォトグラファーであり、年間300日以上サウナに入るプロサウナー。公益社団法人 日本写真家協会(JPS)会員。

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