連載
接近戦 ~ 竹信大悟が撮ったこの一枚
文:竹信大悟
写真:竹信大悟
月刊エアラインをはじめ数々の媒体で活躍する航空写真家が撮った一枚の写真。それぞれに、さまざまな背景があります。本連載ではそうした写真に関する一言コメントとともに、フォトグラファー渾身の一枚を紹介していきます。

異例の早さで梅雨明けした近畿地方ですが、おかげさまで梅雨らしい写真を全く撮ることなく終わってしまいました。
雨は降らなかったけど、撮影条件の良い空にもならず、ただただ蒸し暑いだけで撮影に関しては消化不良だったのですが、そこは気持ちを切り替えて、ふだんやらない事をやってみようかな?と思って撮ったのがこの写真。
空港の周りで撮影するときに超望遠の長玉(600mmとか)はあんまり使わないのですが、今回はさらに2倍のテレコンバーターをいれて1,200mmに。しかも撮影場所は、滑走路との近さでお馴染みのスカイランドHARADAの駐車場。背景が曇りだろうがなんだろうがお構いなしの接近戦。たまにやると面白いもんです。
ちなみに只今発売中の月刊AIRLINE8月号の777特集のタイトルページの777のお顔どアップも、ここスカイランドHARADAで撮りました。
さて、これから夏本番、撮影もなかなか身体に厳しい条件になりますね。適度な水分補給を忘れずに!みなさんも夏らしい一枚を撮って下さいね〜。

竹信大悟
1975年生まれ。兵庫県出身。大阪は伊丹空港をベースに、航空会社のオフィシャル撮影や日本各地の空港で航空業界を切り取るフォトグラファーであり、年間300日以上サウナに入るプロサウナー。公益社団法人 日本写真家協会(JPS)会員。
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