連載
連載の取材で訪れた羽田空港で、747-400に遭遇!
【連載】月刊エアライン制作余話
月刊エアラインを毎月刊行するにあたっては、当然ですが取材、誌面制作、情報収集、打ち合わせなど、さまざまなことが行なわれています。そんな誌面作りで起こった印象的なエピソードを不定期にお伝えします。
遠目でもわかる独特のフォルム
本誌で毎月お届けしている連載「パイロットが見たボーイング737×エアバスA320」。4月号分の撮影のため、LUXURY FLIGHT羽田空港店を訪れました。今回のテーマは「A320で万が一ハイドロ(油圧系統)のフェイル(故障)が起きた場合」。A320のシミュレーターをお借りして撮影を終え、外に出ると、スタッフの方から「珍しい機体が止まっていますよ」と声をかけていただきました。
窓の外を見てみると…うん?ジャンボ?
そう、そこにいたのはドバイ・エアウイングが運航するボーイング747-400。アラブ首長国連邦ドバイの王族や政府関係者の移動のために運航されるフリートには、2024年現在も4機の747-400が所属しています。今回飛来したのは登録記号A6-HRMで、1998年にユナイテッド航空に引き渡されたあと、2003年からドバイ・エアウイングで運航されている機体です。
この日は午前中にRWY34Lに着陸。到着後は第3ターミナル前の132番スポットに入りましたが、その移動中になんとルフトハンザの747-8がタイミング良く着陸。その場にいたラッキーなファンの方は747同士の共演が見られたようです。
一方の編集部員はというと、コクピットのみの取材ということで望遠レンズを持ち合わせておらず…。証拠にすらなるかわからない上の写真(限界までトリミングして掲載)を撮影し、後ろ髪を引かれる思いで会社へエアターンバックしました。
しかし、A6-HRM。なんだか聞き覚えのある登録記号だな…と思い、帰ってから過去の写真を漁ってみると…
2017年の飛来時に撮影していました! この時は着陸と離陸を両方撮影していたので、「今回はいいか」と開き直って仕事に戻ります。
アシアナ航空機の引退で、再び注目を集める747-400
さて、先日も成田でじっくり取材しましたが、アシアナの747-400が引退を控えるなど、いよいよ旅客型747-400の寂しい話題が続くこの頃。ただし、こうしたVIP機としての4発機の信頼は厚く、ドバイのみならず各国・地域で引き続き最前線で活躍。今後も不定期に日本の空で747-400は見られるでしょう。月刊エアラインではアシアナ航空機の引退はもちろん、今後もこうしたレアなダッシュ400を、飛来機通信をはじめとする各コーナーで追いかけていきます!
関連キーワードもチェック!