連載

夜香港 ~ 芳岡 淳が撮ったこの一枚

文:芳岡 淳 写真:芳岡 淳
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月刊エアラインをはじめ数々の媒体で活躍する航空写真家が撮った一枚の写真。それぞれに、さまざまな背景があります。本連載ではそうした写真に関する一言コメントとともに、フォトグラファー渾身の一枚を紹介していきます。

 冬の香港遠征といえば空港南側での撮影が定番ですが、実は夜も魅力的。

 この日、同行した友人が教えてくれたのは完全に日が落ちた夜の撮影でした。

 空港ターミナルビルの車寄せからRWY07Rから離陸する機体を狙う形になりますが、ちょうどこの場所から離陸する機体を狙うと、おそらく空港周辺施設や車の灯火からと思われる光が機体を照らし、非常にディティールのくっきりとした写真を撮影することができます。

 カメラの性能が向上したことでISO感度を上げた撮影がより実用的になりましたが、それに合わさって明るさという好条件が揃った香港での夜撮影。これからの定番になってしまいそうです。

芳岡 淳

芳岡 淳

1994年生まれ。神奈川県横浜市出身。 小学生の頃、北海道への家族旅行で747-400Dに搭乗したことで旅客機撮影が趣味に。2015年からは積極的に海外へ遠征し、世界中で747-400を中心に旅客機や貨物機を追いかける撮影スタイルを展開。

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