連載
かつての2月の定番 ~ 芳岡 淳が撮ったこの一枚
月刊エアラインをはじめ数々の媒体で活躍する航空写真家が撮った一枚の写真。それぞれに、さまざまな背景があります。本連載ではそうした写真に関する一言コメントとともに、フォトグラファー渾身の一枚を紹介していきます。
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747-400が渡航先の選定基準になることの多い私は、コロナ禍前と後では、遠征先として選ぶ場所も大きく変わったと感じます。
コロナ前の定番遠征先であったタイのプーケットは、コロナ禍以降は一度も訪れていません。
当時はタイ国際航空やロシア航空の747-400が同空港の目玉でしたが、タイ国際航空からは完全退役となり、ロシア航空については就航こそできる状況ながらもコロナ禍以降飛来することはなくなりました。
またいつの日かこのナイヤンビーチで迫力の着陸姿を見届けたいものですが…。
2019年2月 プーケット国際空港
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芳岡 淳
1994年生まれ。神奈川県横浜市出身。 小学生の頃、北海道への家族旅行で747-400Dに搭乗したことで旅客機撮影が趣味に。2015年からは積極的に海外へ遠征し、世界中で747-400を中心に旅客機や貨物機を追いかける撮影スタイルを展開。
FOREVER BOEING747-400(イカロスカレンダー2025)
ジャンボジェット機の完成系として登場し、ヒコーキファンの間でも極めて人気の高いボーイング747-400、通称ダッシュ400。高いレベルの環境性能や経済性が求められる時代のなかで経年機となったダッシュ400は退役が進み、2024年3月には主要エアラインで残っていた数少ないオペレーターだった韓国のアシアナ航空でも運航を終了。本当に乗ることが難しい機体となったダッシュ400に1年にわたって寄り添えるカレンダー。
写真:芳岡 淳
発売日:2024年10月2日(水)
仕様:月めくり/壁掛け/縦30cm×横38cm
価格:1,870円
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