連載
トルコのAJet搭乗“前”ルポ。サビハ・ギョクチェン空港で過ごした1日
さらに遅れたものの、気を取り直して今度こそ!
さて、遅延のちょっとした副産物もゲットしたところで、ゲートに戻ります。結局出発はさらに遅れ、17時に再設定。16時30分過ぎに搭乗が始まりました。
代替機は滑走路の奥側にある広大な駐機エリアで待っていて、スポットまではかなり時間がかかりました。到着すると目に入ったのは、まさに冒頭で紹介した「ANADOLU JET A TRADEMARK OF TURKISH AIRLINES」のタイトルが描かれた機体。旧塗装だけど、今度は一応自社機材だ〜! と思ったのも束の間、よく見たら…。
待っていた飛行機はスマートリンクス(Smartlynx)のA321。同社はラトビアの航空会社なので、登録記号も同国籍のYL-LDQでした。とはいえ、1機目のTC-GPDもそうですが、実際に乗ってしまえばAJet機との違いは皆無に等しいレベル。目的地にさえ連れて行ってくれれば、それでOKです。むしろ2回もACMIリース機を当てたのは、ある意味ラッキーだったのかも? ちなみに後で調べたところ、AJetが自社で保有しているA321はneoのみで、目に入ったのがceoだった時点でリース機なのは確定していたみたいです。
搭乗後は、ヨーロッパのフライトではほぼ毎回行なわれるスロットコントロール(管制による離陸時刻の調整)の影響で、さらにスポットで30分ほど待たされたものの、ようやく出発しました。機体はRWY06Lへとタキシングし、いよいよ離陸します。
フライトそのものは至って普通。筆者は夢の中にいて、あっという間に到着
フライトルポを期待してここまで読んでいただいた方に、残念なお知らせです。この記事の面白いところはこれで終わり。フライトそのものは至って普通というか、“おトクな”機内サービスは結局利用せず、ほかに特筆すべきこともなし。ただ、遅延のお詫びとしてちょっとしたスナックだけは無料で配られました。疲れで爆睡していた筆者の分もちゃんと膝の上に置いて行ってくれたのですが、寝ぼけたまま食べてまたすぐ眠りについたので、未だに何だったのかはわかりません…。さらに隣の優しいお兄さんがスキットルズ(欧米で人気の、M&Msのような見た目のチューイングキャンディ)をたくさんくれた気もするのですが…それは夢の中の話だったかも?
さて、筆者が夢だか現実だかわからない時間を過ごしている間、機体はアムステルダムに向けてほぼ一直線に飛行。アプローチも東側からRWY27へストレートインでした。到着ゲートは滑走路からすぐ近くのE4だったため、着陸後5分ほどでスポットイン。スロットタイムなどはスケジュール上加味されているのか遅延は少々回復し、結局定刻からジャスト3時間遅れでの到着です。
アムステルダム到着後は早速レンタカーでヒコーキ撮影に繰り出す予定でしたが、荷物を受け取って外に出たころにはもう真っ暗。次の日の早朝から出直すことにし、とりあえず車だけ借りて、途中で夕食をテイクアウトしつつホテルへ向かいました。移動だけでほぼ1日終わってしまいましたが、何はともあれ無事に到着できましたし、皆さんに楽しんでいただけた(希望的観測)記事のネタができたのでヨシとしましょう!
ちなみにアムステルダムでは、敷地内に実機の747があるコレンドンホテルに宿泊したほか、世界最大級のヒコーキグッズ店も訪問したので、その模様もまたいつか!
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