以前の秋の恒例行事 ～ 芳岡 淳が撮ったこの一枚

月刊エアラインをはじめ数々の媒体で活躍する航空写真家が撮った一枚の写真。それぞれに、さまざまな背景があります。本連載ではそうした写真に関する一言コメントとともに、フォトグラファー渾身の一枚を紹介していきます。

　コロナ禍前は、秋になるとアメリカへと渡航することが恒例でした。

　この写真は2019年11月にアリゾナ州フェニックスで撮影した1枚。依然として多くの機体が運用されていた757-200も、この翌年のパンデミックとともに完全退役となりました。

　直近では欧州優先となりアメリカでの撮影旅行は減ってしまいましたが、低く美しい光線と安定した天候、雄大な背景をいつも入れることのできるアメリカでの撮影が秋になると恋しくなります。