連載
特等席? ~ 竹信大悟が撮ったこの一枚
文:竹信大悟
写真:竹信大悟
月刊エアラインをはじめ数々の媒体で活躍する航空写真家が撮った一枚の写真。それぞれに、さまざまな背景があります。本連載ではそうした写真に関する一言コメントとともに、フォトグラファー渾身の一枚を紹介していきます。
現在発売中の月刊エアライン11月号の特集記事の撮影で、9月前半は関空通いが別件も含めて5回。すべて制限エリア内での撮影がありました。
「制限エリアの中で撮れて良いね!」ってよく言われます。いいでしょ~って言いたいところですが、良いときもあれば悪いときも。
確かに飛行機は近いです。迫力? ありますとも。でもクリーンに飛行機が撮れるとは限りません。すべてにおいて安全が優先されるのはもちろん、ランプ作業の邪魔になったりすることは許されないので、立ち位置は意外と制限されます。むしろ撮れる場所は限られてると言った方がいいかも。さらには許可された時間がド逆光の時間帯なんてことも珍しくありません。
それでもやっとのこと、クリーンに撮れる立ち位置で撮ろうとすると今度は隣の飛行機のAPUの排気でメラメラなんて事も…そんな時は、外から撮りたかった!と心の声がこぼれそうになることがあります(笑)
竹信大悟
1975年生まれ。兵庫県出身。大阪は伊丹空港をベースに、航空会社のオフィシャル撮影や日本各地の空港で航空業界を切り取るフォトグラファーであり、年間300日以上サウナに入るプロサウナー。公益社団法人 日本写真家協会(JPS)会員。
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