連載
秋田犬が出迎える、県北部のゲートウェイ 大館能代空港
【連載】ニッポンの空港
白神山地や十和田湖への好アクセス
従来から設置されていた秋田空港からは、県北部に位置する白神山地や十和田湖といった観光名所に遠い。そのため、東京や大阪などの大都市からさらなる観光客誘致を目的として1998年7月に開港したのが大館能代空港だ。開港当初は伊丹、新千歳線も運航されていたが、これらは後に運休となった。現在唯一の就航路線である羽田線は、ANAがA320ファミリーや737シリーズといった小型ジェット機を使用して毎日3往復を運航している。
こうした空港の特性によりターミナル内も観光客を意識したつくりで、ロビーには秋田名物のなまはげ像が設置されていること、また秋田杉を中心とした木材を建物に使用するなど、地元の特色を活かしている。2016年6月より毎月「8」のつく日は、午前の到着便に合わせて秋田犬が乗客をお出迎えしてくれ、人気を博している。
大館能代空港 DATAONJ/RJSR
標高：84.1m
面積：121ha
運用時間：8:00-19:30
滑走路：RWY11/29（2000×45m）
着陸回数：2018年度 795回（国内795回） 2019年度 794回（国内794回） 2020年度 372回（国内372回）
乗降客数：2018年度 15万5千人（国内15万5千人） 2019年度 15万3千人（国内15万3千人） 2020年度 2万5千人（国内2万5千人）
貨物取扱量：2018年度 82t (国内82t） 2019年度 182t (国内182t） 2020年度 140t（国内140t）
就航会社：ANA
ターミナルビル・貨物施設の管理：大館能代空港ターミナルビル
ターミナル設計会社：梓設計
所在地：秋田県北秋田市
供用開始日：1998年7月18日
種別：地方管理空港
設置管理者：秋田県
※ この記事は月刊エアライン2022年5月号特集「ニッポンの空港」を抜粋・再編集したものです。
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