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三菱重工、航空エンジン向け燃焼器製造の「MHIAEL長崎工場」2期棟を竣工
三菱重工の航空エンジン燃焼器工場が規模を拡大。A320neoの需要増に応える。
文:本誌編集部
三菱重工グループの三菱重工航空エンジン株式会社(MHIAEL)は、三菱重工業長崎造船所の敷地内で航空エンジン部品の製造を手掛ける長崎工場の2期棟を竣工した。MHIAEL長崎工場は、航空エンジンの重要部位である燃焼器の製造に特化した航空機関連工場で、航空機製造用の量産機としては日本初となる設備も導入され、製造技術力の差別化を図っている。
同工場で生産する短・中距離旅客機用のエンジン部品のさらなる需要増に対応するものとなる。近年はA320neoの発注台数が好調で、三菱重工はその需要に応えるべく、PW1100G-JMエンジンの燃焼器部品の製造規模を拡大。2020年11月に稼働を開始した1期棟の建屋を拡張し、工場建屋は現在の約5,400m2から約2倍の1万1,000m2に拡張された。PW1100G-JMの燃焼器部品とそのアフターサービスに対する需要は、今後数年間で倍増する見通しもあるという。
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