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ANA 787-10国内線仕様機の機内公開、429席の国内線新フラッグシップが3月27日就航

ANAが3月27日に就航するボーイング787-10国内線仕様機を公開した。プレミアムクラス/普通席合わせて429席を持つ「国内線新フラッグシップ」に位置付けられ、国内幹線に投入していく。

文:本誌編集部 写真:本誌編集部
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ANAのボーイング787-10国内線仕様機(JA983A)。

 ANAは3月25日、ボーイング787-10国内線仕様の機内を公開した。同機は3月20日夜に初号機(JA981A)が日本に到着。続いて、24日夜に2号機(JA983A)が到着。今回公開されたのは後者である(機内は同仕様)。

 就航は3月27日のNH59便(羽田10時00分発→新千歳11時35分着)を予定。同便には初号機のJA981Aが充当される予定だという。今後、3月内に1機、4月に入って1機を受領予定で、当面はこの4機を羽田を発着する新千歳や伊丹、関西、福岡、那覇などの国内幹線で運用していく。

 国際線向けにはすでに787-10を導入しているANAだが、国内線仕様機はエンジンにGEnx-1Bを搭載する。

ANA取締役 常務執行役員の矢澤潤子氏があいさつ。「世界でもっとも多くの787を運航する航空会社として、この日を待ちわびていた。環境性能と快適性を兼ね備えたボーイング787-10をぜひご利用ください」とアピール。
GEnx-1Bエンジンを搭載。登壇した谷口機長は、3軸のTrent1000と2軸のGEnx-1Bでの特性の違いに合わせ、「より燃料を節減できることを意識したオペレーションをすることで経済性を高めたい」と話した。

 機内はプレミアムクラス28席、普通席401席の計429席。シート自体は2021年12月から運用されている787-9のGEエンジン搭載機(プレミアムクラス28席、普通席347席、計375席)と同じもので、プレミアムクラスは15.6インチの個人用モニターや電動シートコントロール、プライバシーを確保する大型ディバイダーなどが特徴。普通席はトヨタ紡織製で全席13.3インチの個人用モニターを備える。

 ANAでは特設Webサイト(https://www.ana.co.jp/group/787-10/)を開設し、この新フラッグシップ機の魅力を紹介している。

プレミアムクラス(28席)
普通席(401席)。
機内でも機体の長さを感じられる。
格納庫へトーイングされるボーイング787-10(JA983A)。後方で着陸中の機体は787-8。
ANAが3月27日に就航するボーイング787-10国内線仕様機を公開した。プレミアムクラス/普通席合わせて429席を持つ「国内線新フラッグシップ」に位置付けられ、国内幹線に投入していく。

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