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3月17日、日本初飛来! 高松空港に降り立った「ベトラベル航空」のエアバスA321
航空需要が拡大するベトナムから、日本初飛来の新興エアラインがやってきた! 到着地は国際線強化を狙う高松空港で、積極的な誘致が実を結び、この日の初便就航が実現した。
文:チャーリィ古庄
写真:チャーリィ古庄
3月中に4往復を計画するチャーター便
高松空港にベトナムの新興航空会社ベトラベル航空のA321(VN-A278)が降り立った。
ホーチミンシティから飛来したチャーター便で日本への就航は初めて。同社はベトナムの大手旅行会社ベトラベル社が設立したエアラインで、2020年に運航を開始。現在3機のA321で運航を行なっている。
日本へは3月17日を皮切りに、同21日・25日・29日と4往復が飛来するスケジュールが組まれている。利用者はベトナムから日本を訪れるインバウンド観光客で、高松空港に入り四国と関西を組み合わせた4泊5日の行程で旅をする。
高松空港には朝8時00分到着、出発は9時15分のスケジュールで、高松行き初便の搭乗者数は173名とのこと。使用機A321ceoの場合、満席の旅客だとホーチミンシティ=高松間の航続距離が不足してしまうため、予約制限を行なうことで搭乗率を91%に抑えているという。なお復路は台北でテクニカルランディングする。
東南アジア市場への期待、高松空港の国際線戦略
今回のチャーターは、香川県と高松空港(株)の担当者がベトラベル航空の本社を訪問して実現したもので、東南アジアからの新規路線を狙ううえで、ベトナムは有力なターゲットとなる就航地の一つと期待されている。
高松空港には現在、エアソウル(仁川線)、チャイナ エアライン(台北線)、香港エクスプレス(香港線)、春秋航空(上海線)の国際線が定期就航しているが、来たる3月31日には台中からのスターラックス航空の定期チャーター便が就航予定で、さらに賑わいを増しそうだ。