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成田空港の展望デッキがリニューアルオープン。NAA藤井社長「空港が魅力ある施設となるよう努力を続ける」

成田空港第1ターミナル5階の展望デッキが4月9日に供用を再開し、初日から多くの人でにぎわいを見せている。ターミナル内では、5階エリアのリニューアルオープンを記念したセレモニーが開催された。

文:多和田新也(編集部) 写真:多和田新也(編集部)
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4月9日にリニューアルオープンした成田空港第1ターミナルの展望デッキ。

 成田国際空港(NAA)は4月9日、成田空港第1ターミナル5階エリアのリニューアルオープンを記念してセレモニーを開催した。

 成田空港第1ターミナル5階は、2025年4月から閉鎖されていた展望デッキを含めて大幅にリニューアル。「SHIKISAI GARDEN -Seasonal colors-」と名付けられ、「四季」と「水の流れ」をコンセプトに日本らしさを感じられる空間として生まれ変わった

リニューアルオープンに際して記念セレモニーを開催。

 冒頭であいさつしたNAA 代表取締役社長の藤井直樹氏は、「成田空港は新しい滑走路、新しいターミナルの整備を計画しているが、10年以上かかる長いプロジェクトになる。空港は毎日多くの方に使われるものなので、新しいプロジェクトと並行して、今ある施設をより快適なものにしていかなければならない」とコメント。

 リニューアル後のエリアについては、「日本の文化は、茶室のように広くはないが、その設えのなかに美を感じる。年間2,000万人以上の利用者の7割を占める多くの外国人のお客さまもその魅力を感じて、日本に来られることもあると思う。日本ならではのよさを感じられる場として、多くの皆さまに愛されてほしいと願っている」と、「四季の彩り」と「水の流れ」で表現された日本らしい空間の魅力を紹介した。

 そして、「飛行機を使われる方だけでなく、空港で働く方々、あるいは飛行機を使うわけではないが空港に行って雰囲気を楽しもうという方など、成田空港がより広く多くの方々を集める魅力ある施設となるよう、努力を続けてまいりたい」とあいさつを締めた。

成田国際空港株式会社 代表取締役社長 藤井直樹氏。

 その後、来賓として地元選出の衆議院議員である小池正昭氏があいさつ。地元で見てきた空港の歴史に触れつつ、「いかに日本経済を成長させるかというなかで、国際空港が持つ力を最大限に発揮していかなければならないと思っている。国際空港はその国を代表する施設。もしかするとその国の技術、文化や歴史、いろんなものを表して、訪れたときにそのことを感じる一番のハブ」と空港が持つ力についてコメント。成田空港には、日本の主力空港として歩みを止めずに発展していく使命があるとした。

衆議院議員 小池正昭氏。

 また、4階から5階にかけてのエントランス部に設えられたアート作品「空の環(リング)」を制作した、四代 田辺竹雲斎氏もあいさつ。10名の仲間とともに、準備に3か月、そして成田空港に1か月半滞在して制作したことを紹介。「多くの竹アートインスタレーションを制作しているが、私たちにとって成田空港での制作は過去最大のものとなった」と紹介し、完成した実際のエリアを見て、「この場所に命が吹き込まれたようでうれしい」と話した。

 作品については、「空の広がりや無限性を象徴すると同時に、人と人、国と国とをつなぐ循環と交流の象徴でもある。展望ロビーから始まり、空間全体へと流れ出す命の循環やエネルギーを、水の流れとして表現した。そのエネルギーが大きな滝のように集まり、4階へとつながっていく。また、この滝は下から希望や夢のエネルギーが空へ、そして世界へ広がっていく様子もまた表現している」と説明した。

 その後、5階に新たに生まれたデジタルアート作品を制作したSTUや、キッズパーク「Kinder Platz(キンダープラッツ)」を運営するフレーベル館の関係者らとともに、テープカットが行なわれた。

四代 田辺竹雲斎氏。

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