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ハワイアン航空とノルウェージャンクルーズラインが、フライ&クルーズでのハワイ4島巡り訴求

ノルウェージャンクルーズラインとハワイアン航空がパートナーシップを結び、ハワイへのフライトと、客船でのハワイ4島クルーズをアピール。推しポイントは絶妙な乗り継ぎ!

文:本誌編集部 写真:本誌編集部
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 ノルウェージャンクルーズラインは10月9日、「新しいハワイ体験:『Fly & Cruiseの魅力』」と題し、報道関係者を招いてハワイ4島クルーズの魅力を紹介した。

 Fly & Cruiseを訴求すべく、この場にはパートナーシップを結ぶハワイアン航空も招かれ、プレゼンテーションを実施。ハワイアン航空 日本支社長の坂口 暢氏は、同社がアラスカ航空グループに入ったことに触れ、「日本=ハワイの路線は引き続き、ハワイアン航空のブランド、サービスを提供していく」と、今後も同様のブランドで存在感を示していくことを紹介。

 日本は羽田路線が1日2便、関西路線が1日1便、福岡路線が1日1便。うち福岡は11月19日をもって運休することが発表されている。機材は278席仕様のエアバスA330-200が使用され、2-2配列のビジネスクラス、2-4-2配列のエクストラ・コンフォートとエコミークラスのレイアウトで、「カップル席を取りやすい」との利点をアピールした。

 さらに、機内インターネットサービスのStarlinkも紹介。高速インターネットが可能なこのサービスは、エコノミークラスも無料。さらに、このStarlinkを活用したアメリカ入国の利便性も紹介。

 それは、「MPC(Mobile Passport Control)」の利用だ。このアプリを利用すると、一度でもESTAを利用して米国入国をしたことがあるならば、事前に渡航や税関に必要な情報を入力していくことで、専用レーンを利用して入国審査を受けることができる。MPCを利用する際にはスマートフォンで自身の顔写真を撮影・アップロードして手続きを終えると「MPCレシート」が発行されるが、この有効時間が4時間となっている。顔写真をサーバーに送る必要があるために、一般的には空港に到着したら顔写真を自撮りして手続きを終えるのだが、高速なStarlinkならば空港到着前に飛行機のなかで落ち着いて写真を送れるというわけだ。

仕事を終えてハワイへ、そして1週間の4島クルーズ

 一方のノルウェージャンクルーズラインが提供するハワイ4島クルーズ。これはオアフ島(ホノルル)を起点に、マウイ島(カフルイ)、ハワイ島(ヒロ、コナ)、カウアイ島(ナウィリウィリ)に寄港して、1週間後にオアフ島に帰港する。毎週土曜日に出発して、各寄港地に停泊。現地アクティビティなどを楽しむことができる。

 ここでFly & Cruiseがクローズアップされるのは、乗り継ぎのよさだ。日本からのハワイアン航空のフライトは、日本時間の夜に出発し、ホノルルには午前中に到着する。そして、ハワイ4島クルーズは土曜日の19時出発。ノルウェージャンクルーズライン 日本地域代表の矢島隆彦氏は、「金曜日に仕事が終わったあと飛行機でハワイに行き、到着した日の夕方の出航に間に合う。ホノルル空港からは20分ぐらい。飛行機で到着後にすぐ港に向かっても、ワイキキに寄って買い物をしてから向かってもいい」と、時間の有効活用ができる点をアピールする。

 クルーズなので、乗ってしまえば移動はほぼ船。寝ている間、あるいは食事の間に次の寄港地に到着するし、船の上でもハワイの絶景や、多くのレストランやバー、ショーを楽しむことができる。

 ちなみにハワイ4島を巡る客船クルーズはノルウェージャンクルーズラインが唯一の存在だという。外国船籍が国内のみを運航することを規制している(いわゆるカボタージュ規制)ためで、ハワイ4島、すなわち米国内のみに寄港する客船を運航するため、同社が保有する「PRIDE OF AMERICA」は、客船では珍しい米国船籍となっている。

 このハワイ4島クルーズは、シーズンなどの変動はあるとしつつ「おおむね3,000ドルから」(矢島氏)とのこと。現在はハワイアン航空のフライトと、クルーズをそれぞれ予約する必要があるが、旅行会社にフライトとクルーズを組み合わせたパッケージツアーの造成を働きかけているという。

ノルウェージャンクルーズライン 日本地域代表 矢島隆彦氏(左)と、ハワイアン航空 日本支社長 坂口 暢氏(右)。
ノルウェージャンクルーズラインとハワイアン航空がパートナーシップを結び、ハワイへのフライトと、客船でのハワイ4島クルーズをアピール。推しポイントは絶妙な乗り継ぎ!

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