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JAL 伊丹=鹿児島線が就航45周年。航空路の速達性で存在感
JALグループのJ-AIRが運航する伊丹=鹿児島線。JASによる開設からJALグループに引き継がれた同路線が就航45周年を迎えた。九州新幹線の開業に代表される地上交通の変化があったなかでも、長きにわたって運航され続けている。
文:竹信大悟
写真:竹信大悟

7月1日、JALグループが運航する伊丹=鹿児島線が就航45周年の節目を迎えた。
同路線は1980年7月1日に、日本エアシステム(JAS)がDC-9-41で就航。その後、日本エアシステムと日本航空の統合を経て、現在では大阪伊丹空港に拠点を置くJ-AIRが運航している。
45周年の節目のフライトとなった7月1日。伊丹空港14番搭乗口では、鹿児島行きJL2407便の搭乗客に記念品をプレゼント。成人には鹿児島の文化を代表する焼酎のミニボトルも配られた。




乗客59名を乗せたエンブラエル190(登録記号:JA253J)は、ランプから横断幕による見送りを受けながら、10時37分にブロックアウト。10時54分に離陸した。到着地の鹿児島へは11時46分に着陸し同49分にブロックインした。
南九州の中核都市である鹿児島と関西とを結ぶこの路線は、地域間の観光やビジネスの重要な路線として成熟しており、45年という長きにわたって継続的に運航されてきた。関西と鹿児島の間のアクセスは九州新幹線が開業してからは鉄道利用での所要時間が大幅短縮されたが、より高速なアクセスが可能な空路への需要は依然として高い。今後も速達性と利便性を活かした航空路線の強みが発揮されるだろう。


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