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香港国際空港、2024年も貨物取扱量の首位をキープ。その約3割はキャセイカーゴ
国際空港評議会(ACI)が発表している「世界で最も取扱貨物量の多い空港」を、香港国際空港が4年連続で受賞。2024年は取扱量の約3割を、同空港を本拠地とするキャセイカーゴが占めた。
文:本誌編集部

香港国際空港(HKIA)は、2024年の貨物取扱量において、世界で首位を獲得。同空港は2010年以降、2020年を除いて14回トップに輝いていて、今回も2021年から4年連続の受賞となった。
これは国際空港評議会(ACI)が毎年発表している「世界で最も取扱貨物量の多い空港」によるもの。2024年は総取扱量の約31%を、香港国際空港に本拠地を置き、同空港において最大規模の航空貨物事業者であるキャセイカーゴが占めた。同社の2024年の香港国際空港における貨物輸送量は合計150万トンで、前年比11%増加している。
キャセイカーゴは現在、ボーイング747-400ERFを6機、747-8Fを14機運航。またエアバスA350Fを6機確定発注(他にオプションとして最大20機)していて、同社は今後も輸送能力を強化していくとする。
またキャセイカーゴは貨物ターミナルと駐機場の間で自動運転トーイングトラクター(AET)を試験運用をしたり、非電動型トーイングトラクターへの水素化植物油(HVO)の導入試験を実施したりするなど、香港国際空港における貨物事業の安全性、効率性、持続可能性の向上も進めている。
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