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成田空港、貨物地区にEV充電器設置。DHLジャパン専用に供用開始

成田国際空港は、EV(電気自動車)用の充電器を、初めて貨物ターミナル地区構内に設置し、2月8日から供用を開始した。

文:本誌編集部
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 成田国際空港(NAA)は2月8日、貨物ターミナル地区構内に初めてEV(電気自動車)用充電器2基を設置し、供用を開始した。温室効果ガス排出抑制効果が高いトラックのEV(電気自動車)化に取り組むDHLジャパンと連携して実現したもの。

 設置したのは6kWタイプ×2基で、DHLジャパン専用として供用されているが、デンソーならびにデンソーソリューションとともに、EV充電器の導入拡大に向けた実証試験と検証も併せて開始している。

 実証試験と検証は、EV充電器のインフラ拡大にあたって課題となる個人認証や電力マネジメントなどの解決を目的としている。

 個人認証の実証では、事前登録した特定のユーザーのみが使用できるシステムの構築や不正使用を防止するシステム、QRコードや専用カードによる認証など空港に適した手法の確立に向けた検証を実施。利用者や利用電力量などを個人認証システムと連携して計測・把握し、(充電時間ではなく)充電した電力量に応じた料金設定の実現に向けた検証も行なわれる。

 また、多数の充電器を整備した際に、電気設備を効率的に利用しながらEV充電を可能とするシステムの構築も目指す。車両の充電残量や開始順に応じて出力を制御するなど最適なマネジメント方法を検証する。

成田国際空港は、EV(電気自動車)用の充電器を、初めて貨物ターミナル地区構内に設置し、2月8日から供用を開始した。

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