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ZIPAIR、成田=ヒューストン線の運航開始。就航10都市に

ZIPAIRは3月4日、成田=ヒューストン線の運航を開始した。同社最長路線となるヒューストン線のデビューで、就航先は全10都市へと拡大。記念式典では将来のフリート計画にも言及があった。

文:本誌編集部 写真:本誌編集部
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 ZIPAIRは3月4日、成田=ヒューストン線の運航を開始した。同社にとって10都市目の就航地であり、北米大陸では(北から)バンクーバー、サンフランシスコ、サンノゼ、ロサンゼルスに続く5都市目の就航となる。もちろん同社最長かつ国内LCCとしても最長の路線への就航となる。

 初便の運航に先立って行なわれた式典では、代表取締役社長の西田真吾氏があいさつし、日本企業が多数進出する同地への赴任や家族の利用や、中南米への乗り継ぎ利用などのニーズに期待を寄せた。

 また、機材計画についても触れ、2026年には10機体制とし、2030年代前半にかけて機材数、ネットワークを拡張していくことを明言。第3滑走路供用やワンターミナル化を目指す成田空港の機能強化と合わせて、ともに発展していく考えを示した。

 ヒューストン線については下記のとおり、2025年夏スケジュール期間中は週4便を予定しているが、この増便あるいはデイリー化についても機材繰りと合わせて検討していくという。

ZIPAIR 成田=ヒューストン線運航スケジュール

●2025年3月4日~2025年3月29日
ZG16便:成田(10時00分))発→ヒューストン(06時45分)着
ZG15便:ヒューストン(08時45分))発→成田(翌13時50分)着
※火・木・土・日曜運航
※3月9日~29日はヒューストン07時45分着、ヒューストン09時45分発

●2025年3月31日~4月25日
ZG16便:成田(10時05分))発→ヒューストン(07時50分)着
ZG15便:ヒューストン(09時50分))発→成田(翌13時55分)着
※月・水・金・土曜運航

●2025年4月26日~10月25日
ZG16便:成田(10時30分))発→ヒューストン(08時15分)着
ZG15便:ヒューストン(10時15分))発→成田(翌14時20分)着
※月・水・金・土曜運航
※7月1日~9月30日はヒューストン08時30分着、ヒューストン10時30分発

乗務に向かう前に式典会場で撮影に応じたZG16便のクルー。
株式会社ZIPAIR Tokyo 代表取締役社長 西田真吾氏
テープカットセレモニーを行なう(クルーをはさんで、左から)国土交通省 東京航空局 成田空港事務所 成田国際空港長 後藤勝行氏、成田空港圏自治体連絡協議会 副会長 麻生孝之氏、株式会社ZIPAIR Tokyo 代表取締役社長 西田真吾氏、千葉県副県知事 穴澤幸男氏、成田国際空港株式会社 代表取締役社長 田村明比古氏。
記念撮影には、成田市観光キャラクターのうなりくんと、成田空港公式キャラクターのクウタンも登場。

 この日の出発ゲートは、(偶然とのことだが)ZG16便と同じナンバーの「16番」ゲートが充てられた。初便を祝う装飾が施され、ここでも西田社長があいさつ。自ら乗客のパスポートチェックをして出迎えた。

 また出発時には多くのスタッフがランプからの出発をお見送り。ウォーターサルートをくぐって、同社の成田=ヒューストン線がスタートを切った。

乗客のパスポートチェックをするZIPAIR西田社長。
初便の乗客に記念品をプレゼント。
スタッフに見送られながら、定刻(10時00分)より早い9時53分にスポットを離れた。
地上走行をスタートし、ウォーターサルートをくぐって滑走路へと向かう。
10時11分に成田空港のRWY34Lからヒューストンへ向けて離陸した。
ZIPAIRは3月4日、成田=ヒューストン線の運航を開始した。同社最長路線となるヒューストン線のデビューで、就航先は全10都市へと拡大。記念式典では将来のフリート計画にも言及があった。

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