エンブラエルのE-Jet貨物型、“E-Freighter”がブラジル当局の型式証明取得

　エンブラエルの貨物機“190F E-Freighter”がブラジル国立民間航空局（ANAC）の認証を取得。イギリスで行なわれたファンボロー国際航空ショーで一般公開された。

　航空貨物市場の空白を埋め、効率の低い旧型モデルを置き換えるために開発されたE-Freighterは、下半期に、欧州航空安全機関（EASA）、アメリカ連邦航空局（FAA）の認証を取得し、その後すぐに貨物積載システムの認証も取得する計画だ。

　E-Freighterは、リージョナルジェットのE-Jetシリーズを貨物便に改造された航空機で、迅速な配達と分散型オペレーションが求められるeコマースと現代の貿易の変化する需要を満たすために、2022年に発売され二次市場と三次市場への貨物の、より迅速な配達の需要を促進している。

　貨物機に改造されたE-Jetは容積容量が40%以上増加し、大型貨物ターボプロップ機の3倍の航続距離を持ち、大型ナローボディ機に比べて最大30%の運航コスト削減を実現するという。床下とメインデッキ下の容量を合わせると、最大構造積載量は13,500kgになる。