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ANAグループのavatarinへソフトバンクが出資。AIを活用した接客ソリューションの開発に向けて協業
ANAグループのavatarinにソフトバンクが出資した。両者は協力し、人手不足の課題を抱えるさまざまな業界に特化したマルチモーダルAIの構築を目指す。
ANAホールディングス(ANAHD)とavatarin、そしてソフトバンクの3者は、AIや5G、ロボティクステクノロジーを活用し、人手不足の課題を抱えるさまざまな業界に特化した接客ソリューションの構築に向けて協力していくことを表明した。
avatarinはANAHD発のスタートアップで、「世界最大の人助けネットワーク」を目指して設立された。プロフェッショナルのスキルをAI化し、さまざまなデバイスに接続して共有することで、誰もがどこでも助け合える世界を目指している。コミュニケーションAIロボット「newme」を用いた遠隔操作でのサービス提供の中で得られたデータをAI学習に利用し、困っている人とプロフェッショナルをつなぐ。今回、そのavatarinに、ソフトバンクを含む6社が総額37億円の出資を行なった。
この出資により、avatarinとソフトバンクは接客業で課題となっている人手不足に対し、AIとロボティクステクノロジーを最大限に活用したソリューションの開発を進める。空港をはじめとするさまざまな場所で顧客との接点増加を図り、その日々のサービスでavatarinが取得したデータをソフトバンクが活用。まずは業界特化型のマルチモーダルAIの開発を目指す。
さらにソフトバンクはavatarinに、高品質な大規模言語モデルやアノテーション支援サービスを提供。多言語でのカスタマーサポート対応の検討や、スマホを利用したソリューションの拡充にも協力する。そして5GやLTEなどの通信ネットワークも提供し、データ通信の需要に対応する。
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