ニュース
PR大使の百田夏菜子さんも駆けつけた! 祝・富士山静岡空港の開港15周年
2009年6月4日の開港から今年で15周年を迎える富士山静岡空港。記念すべき日を前にした6月1日からは「15周年祭」が始まり、PR大使を務める「ももいろクローバーZ」の百田夏菜子さんも駆けつけて、式典と記念看板の除幕式が行なわれた。
「最後の新空港」が歩んできた15年
開港当時の月刊エアライン誌面(2009年8月号)を開くと、「最後の新空港ともいわれる静岡空港の挑戦は、今後の地方空港が進むべき方向性を示す羅針盤ともなるはずだ」とその意義を綴っている。
1987年の空港建設予定地決定、そして1996年には当時の運輸大臣が空港設置を許可。その後、13年の月日を経て完成した富士山静岡空港の開港初日は盛大なお祝いムードに包まれていて、地元の人たちや航空業界の大きな期待を背負っての船出であったことを実感させられる。
当初の就航エアラインはANAとJAL、韓国や中国の海外エアラインであったが、翌7月23日からは静岡の翼として新たに産声をあげたフジドリームエアラインズ(FDA)が運航を開始し、全国への路線網を拡大しながら現在に至る。そう、富士山静岡空港の開港15周年の今年は、FDAにとっても就航15周年の節目の年なのである。ちなみにJALは2010年4月に自社運航の静岡路線から撤退するも、FDA運航によるコードシェアで現在もネットワークを維持している。
その後、コロナ禍直前の2018年4月には国内線ターミナルが拡張、続いて同10月には新国際線ターミナルビルも供用を開始。そして2019年4月には三菱地所と東京急行電鉄(当時)による運営民営化を果たしたことも記憶に新しい。
「さぁ、15!」 そして迎えたアニバーサリー
そのような歴史を経て迎えた15周年。
今年3月には、静岡県出身で“茶畑のシンデレラ”のキャッチフレーズで知られる「ももいろクローバーZ」の百田夏菜子さんを15周年PR大使に任命。また同じく静岡県出身の漫画家さくらももこさんの人気作品「コジコジ」を15周年のマスコットキャラクターに起用し、「15周年」と「行こう」をかけた「さぁ、15!」のキャッチコピーとともにアピール。利用促進への取り組みを強化している。
国内線ではFDAの新千歳・丘珠・福岡・鹿児島・出雲線に加えて、来たる7月からはANAによる新千歳・那覇線の通年運航が復活することで、今年はコロナ禍以前の利用水準を取り戻す見込みだ(なお、ANAの両路線は3月のみ1か月限定で運航されていた)。
コロナ禍以前に多くの外国人旅行者を迎えた国際線は現在、チェジュ航空のソウル線(毎日)、中国東方航空の上海線(週2便)のみだが、取材時に見たソウル線のカウンターは大いに賑わっていたし、今夏はモンゴルの首都ウランバートルとを結ぶフンヌ・エアのチャーター便が複数回設定されるなど明るい話題が多い。
6月1日(土)から始まった「15周年祭」は翌週末の6月9日(日)まで続き、さまざまなイベントで15年のアニバーサリー・イヤーを盛り上げている。
※イベントプログラムの詳細は関連リンクにある富士山静岡空港のウェブサイトからご確認ください。
関連キーワードもチェック!
関連リンク