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ANA、A380 FLYING HONU就航5周年。「ラニ」の誕生日イベント開催
2019年5月24日のFLYING HONU初便就航から5周年を記念し、1号機をイメージしたキャラクター「ラニ」の誕生日イベントを成田空港で開催した。
ANAは5月24日、成田空港でA380 FLYING HONU就航5周年を記念したイベントを開催した。
ANAのエアバスA380「FLYING HONU」は成田=ホノルル線専用機材として導入。2019年3月14日に1号機を受領後、同年5月24日に週3往復で就航した。その後、6月に2号機を投入し、7月2日からは週10往復をA380で運航する体制となった。
しかし、2020年に入ってからは新型コロナウイルス感染症が拡大。就航から1年あまりで運休を余儀なくされたが、A380そしてFLYING HONUの人気を活かし、成田発着の遊覧チャーターや、駐機中の機内で食事を楽しめるレストランFLYING HONUなどを開催。こちらも好評を博して、旅客便を飛ばせない時期のANAを支えていた。
旅客便としての運航は2021年8月に一時的に再開したのち、2022年7月1日から週2往復で本格的に再開。そして、2023年4月20日からはデイリー、12月6日からダブルデイリー(週14往復)をA380で運航するまでに回復した。就航から今年5月11日までの累計搭乗者数は84万3,928名におよぶ。
この就航5周年を記念して、1号機をイメージしたキャラクター「ラニ」のバースデーイベントを成田空港で開催。NAA(成田国際空港)保育ルーム「たんぽぽ」の園児による合唱や、2号機・3号機をイメージした「カイ」「ラー」による、くす玉開披やケーキのプレゼントで誕生日をお祝いした。
その後は、来場した人への記念品のプレゼントや、写真撮影が行なわれ、ラニも5歳の誕生日を楽しく過ごしていた。
イベントに際して取材に応じた、ANA成田空港支店長 岡功士氏は、就航直後の好調さと、その後のコロナ禍を振り返りつつ、「昨年の12月からようやくダブルデイリーにできて、非常に感慨深い」とコメント。
円安の影響などもあって日本人の海外渡航が停滞気味である現状については、「ビジネス需要に関してはある程度戻っているが、観光は非常に厳しい。まだまだお客さまの心理的な壁がある」との認識を示した。
今後、夏休み需要に向けて、その心理的ハードルを取り払うべく海外旅行をアピールしていきたい構え。(便数の増加もあって)すでに2023年と比較して約1.5倍の予約が入っているという。
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