特集/本誌より

福岡空港、第2滑走路の動きをキャッチせよ!〜供用開始初日、3月20日の現場密着取材より〜

2025年3月20日、ついに供用開始となった福岡空港の増設滑走路。国際線ターミナルからの出発機が基本的に使用するこの新ランウェイの運用初日、現地で密着した!

文:深澤 明 写真:深澤 明
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第2滑走路のRWY16Rからの離陸。記念すべき1番機は九州上空の遊覧飛行を楽しむ「福岡空港増設滑走路記念 JAL遊覧チャーター」のJ-AIR機、エンブラエル170だった。
定期便としてはソウル・仁川国際空港行きのチェジュ航空7C1402便のボーイング737-800が、記念すべき1機目の離陸機であった。
新滑走路よりも一足先に、昨年12月から運用を開始した新管制塔には第2滑走路の供用開始を記念して「祝! 新滑走路 ENJOY FLIGHT!」のメッセージが掲げられた。掲出期間は供用開始から1週間程度の予定。
中型機の離陸1番機はチャイナエアラインのエアバスA330-300だった。

新設された長さ2,500mの「RWY16R/34L」

 3月20日、春分の日。
 福岡空港の運用開始時刻の午前7時から第2滑走路の供用が開始された。いままで2,800mの滑走路1本で運用されていたが、この従来からの滑走路がRWY16L/34Rとなり、それよりも国際線ターミナル側に新設された滑走路がRWY16R/34Lとなった。
 増設された第2滑走路の長さは2,500m(従来の滑走路は2,800m)で、こちらは基本的に国際線の離陸用として活用される。ちなみにこの2本の滑走路は中心線同士の間隔が210メートルと近接しているため、同時離陸や同時着陸などパラレル運用はできない。

第2滑走路は基本的に国際線機の離陸用という定義づけなので、外航機はほとんどが新滑走路から飛び立つ。
シンガポール航空のボーイング787-10も軽々とRWY16Rから上がった。
これが滑走路増設による時間短縮の結果の図。RWY16Lに着陸してバケーティングしたJ-AIR機を横目に、第2滑走路で離陸滑走を開始した大韓航空のエアバスA350-900。
着陸機と滑走路を分けることができるため、従来より早いタイミングで離陸滑走を開始できる。

 筆者は開港前の早朝より福岡空港の外周で待機。
 目的は「福岡空港の第2滑走路を活かした新たな発着機の動きをキャッチすることだ。運用の細かな点については誌面での詳報に譲るとして、AIRLINE Webでは運用初日の写真とともに解説していこう。おそらくその方が、皆さんもイメージしやすいだろうと考える。
(4月30日発売の月刊エアライン6月号では、さらにたっぷりとお届けする)

午前11時頃から北風が強くなりランウェイ・チェンジ。RWY34Lにタイガーエア台湾のエアバスA320がラインナップ。
これぞ象徴的なシーン。RWY34Lにラインナップした機とRWY16Rに着陸せんとする機のツーショットだ。
第2滑走路RWY34Lのスレッシュホールド側から、イースター航空機のラインナップシーンを捉えた。
歩道橋ポイントからエバー航空ボーイング787-10のラインナップシーンを狙った。こちらに向かってくるRWY16R上がりも、新たな見所になりそうな予感。
国際線ターミナルの展望デッキからエアボーンの瞬間を狙った。アクリル板越しにはなるものの、晴れていればクリアに撮れる。
国際線ターミナルの展望デッキからだと、滑走路1本の時代よりもヒコーキが近い。
国内線ターミナルの展望デッキから、RWY34Lの上がりを狙った。
第2滑走路供用開始の当日ということもあって、福岡空港への注目度が高い1日だった。
さりげない瞬間ではあるが、いままでの福岡では見られなかったシーン。
この日は夕暮れから夜になっても運用は変わらず、RWY16Rからの離陸機が続いた。
2025年3月20日、ついに供用開始となった福岡空港の増設滑走路。国際線ターミナルからの出発機が基本的に使用するこの新ランウェイの運用初日、現地で密着した!

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