旅の予算で無視できない燃油サーチャージ(2025年12月~2026年1月)
JALとANAは、2025年12月1日から翌2026年1月31日までの発券分に適用する燃油サーチャージ(正式名称「燃油特別付加運賃」)を発表しています。10~11月と同額です。
文:『航空旅行』編集部
適用期間:2025年12月1日(月)から1月31日(土)発券分まで
運賃額:日本発旅程 (金額は1旅客1区間片道あたり)
2025年10〜11月期と同額で変更なし
JALおよびANAは、2025年12月1日から翌2026年1月31日の間に発券される国際線航空券に適用される燃油サーチャージを発表しました。
JALの燃油サーチャージは、直近2か月間のシンガポールケロシン市況価格の平均に基づいて決定しています。今回の算定基準となる2025年8月〜9月の平均価格は1バレルあたり85.72米ドルで前の期とほぼ変わりなく、これに同期間の為替平均、1米ドル=147.80円を乗じたシンガポールケロシン市況の円換算額が12,670円となったため、自社ホームページでも公開している条件表に基づき、「Zone G(12,000円基準)」の金額を適用します。
ANAも同様に、改定時点における直近2か月間のシンガポールケロシン市況価格の平均に、同期間の為替平均を掛け合わせた価格をもとに設定しており、こちらも変更なしとなりました。欧米路線は、1人片道あたり27,500円です。
円安の今、航空券を結果的に安くできるということで人気の「世界一周航空券」(スターアライアンスおよびワンワールドが販売)も、利用するエアラインによって燃油サーチャージがかかります。燃油サーチャージはエアラインによって違い、またシンガポール航空やニュージランド航空、カタール航空など、設定しないところもあるのでプランニングする際はよく検討したいポイントです。世界一周航空券について詳しく知りたい方は、当社から発行している「世界一周航空券バイブル」もぜひ参考になさってください。
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