旅の予算で無視できない燃油サーチャージ(2025年8月~9月)
JALとANAは、2025年8月1日から9月30日までの発券分に適用する燃油サーチャージ(正式名称「燃油特別付加運賃」)を発表しています。6~7月よりも下がります。
文:『航空旅行』編集部

適用期間:2025年8月1日(金)から9月30日(火)発券分まで
運賃額:日本発旅程 (金額は1旅客1区間片道あたり)
欧米線では片道あたり8000~8800円値下がり
JALおよびANAは、2024年8月1日から9月30日の間に発券される国際線航空券に適用される燃油サーチャージを発表しました。
JALの燃油サーチャージは、直近2か月間のシンガポールケロシン市況価格の平均に基づいて決定されます。今回の算定基準となる2025年4月〜5月の平均価格は、1バレルあたり79.60米ドル、為替レートの平均は1米ドル=144.57円でした。6〜7月期に比べて円高に振れ、かつ燃油価格自体も下落したことから、サーチャージは値下がりとなります。シンガポールケロシン市況の円換算額は11,507円となり、JALでは自社ホームページに掲載されている条件表に基づき、「Zone F(11,000円基準)」の金額が適用されます。
ANAも同様に、改定時点における直近2か月間のシンガポールケロシン市況価格の平均に、同期間の為替平均を掛け合わせた価格をもとに設定しており、こちらも値下げとなります。たとえば欧米路線では、1人片道あたり23,100円となり、6~7月期に比べて8,800円の減額です。
また、相対的に航空券が割安になることから人気の「世界一周航空券」(スターアライアンスおよびワンワールドが販売)も、利用するエアラインによって燃油サーチャージがかかります。今回のようにサーチャージが下がった8〜9月は、発券のタイミングとして悪くない時期と言えるでしょう。世界一周航空券について詳しく知りたい方は、当社から発行している「世界一周航空券バイブル」もぜひ参考になさってください。
JALとANAは、2025年8月1日から9月30日までの発券分に適用する燃油サーチャージ(正式名称「燃油特別付加運賃」)を発表しています。6~7月よりも下がります。
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