旅の予算で無視できない燃油サーチャージ(2025年6月~2025年7月)
JALとANAは、2025年6月1日から7月31日までの発券分に適用する燃油サーチャージ(正式名称「燃油特別付加運賃」)を発表しています。これから航空券を仕込む方は若干安く発券できそうです。

適用期間:2025年6月1日(日)から7月31日(木)発券分まで
運賃額:日本発旅程 (金額は1旅客1区間片道あたり)
燃油価格そのものが若干下落し、円高も進んで値下げへ
JALとANAは、6月1日から7月31日の期間で発券する国際線航空券の燃油サーチャージを発表しています。
JALの燃油サーチャージは直近2か月間の燃油市況価格平均に基づき決定しますが、今回の基準となる2025年2月から3月のシンガポールケロシン市況価格の2か月平均は1バレルあたり88.25米ドル、同期間の為替平均は1米ドル=150.49円と4〜5月期よりも円高に触れ、かつ燃油そのものも若干下落したため、値下がりします。シンガポールケロシン市況の円貨換算額は13,281円となり、適用される燃油特別付加運賃は同社のホームページで公開されている条件表のZone H(13,000円基準)の金額になります。ANAも改定時点における直近2が月のシンガポールケロシン市場価格の平均価格に、同期間の為替レート平均を掛け合わせた価格を適用していますが、こちらも値下げです。もっとも高い欧米線で31,900円(1旅客1区間片道あたり)になります。
夏休み、海外に行こうと思っていてまだ航空券を手配していない方、航空券そのものの価格も注視する必要がありますが、6月以降の発券も検討した方が良さそうです。
またスターアライアンスとワンワールドが発売している世界一周航空券も、利用するエアラインによって燃油サーチャージがかかります。もし世界一周航空券の購入も予定しているのであれば、これは確実に今よりも6月以降の方がお得ですね。世界一周航空券については当社から発行している「世界一周航空券バイブル」もぜひ参考にしてみてください。
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