航空旅行

写真で見るANAビジネスクラス「THE Room」

現在発売中の『航空旅行 2025 NEW YEAR』では、ANAの羽田〜ニューヨーク線を取材しました。
搭乗したのはボーイング777-300ERのビジネスクラス、シートはドアにより個室になる「THE Room」です。
今回はこの「THE Room」の特徴を写真で紹介しましょう。

文:『航空旅行』編集部
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THE Room
「THE Room」は、機首に対して前向きのシートと後ろ向きのシートが交互にレイアウトしています。向かい合うという時点で、従来のシートとの違いを感じます。
Photo:ANA

「THE Room」はボーイング777-300ER限定

 ANAのビジネスクラスシートには、「ANA BUSINESS STAGGERD」や「ANA BUSINESS CRADLE」など、いくつか種類がありますが、前向きのシートと後ろ向きのシートを互い違いに配置し、通路側にあるパーティションに格納されているスライドドアと肘掛け内に格納されている可動パーティションを引き出すことで隔離された個室を作ることができる「THE Room」は、ボーイング777-300ERにのみ装備されています。
 「THE Room」は、個室ということだけでなく、大人2人が並んで座れるほど広い横幅も大きな特徴です。天井は空いているとはいえ、このような個室型シートは圧迫感があって苦手という人もたまにいらっしゃいますが、「THE Room」はこの驚異とも言える横幅によりドアを閉め切った状態でも個室内の空間が広いので、問題なく快適な時間を過ごせるのではないかと思います。
 個人用モニターのサイズは24インチ、画質は4K対応です。『航空旅行』の誌面でも書きましたが、4Kで機外モニターの画像を見ると、まるでコクピットに座っているかのような臨場感です。もちろん、映画などの機内エンターテインメントも、迫力ある映像で楽しめます。
 最後に、この「THE Room」、どの路線で乗れるのかということですが、2025年2月現在は羽田〜ニューヨーク・ロンドン・サンフランシスコ・シカゴ線と成田〜サンフランシスコ線に投入されています。乗るとお腹いっぱいでも食べたくなる「一風堂」のラーメンも今月までですし、ぜひ、『航空旅行 2025 NEW YEAR』でフライトの予習していただいて、フルに「THE Room」での空の旅を楽しんでください。

width
座席幅は「ANA BUSINESS STAGGERED」の約2倍で、大人二人が横に並んで座れるほど広いです。
Photo:Akira Fukazawa
monitor
個人用モニターは4K対応画質で24インチ。コントローラー類もわかりやすく使いやすいです。
Photo:Akira Fukazawa
cabinet
個人用モニターの隣は蓋付きの収納があります。小物を入れておくのに便利なポケットが複数あるほか、蓋の裏側には身だしなみの確認などに使える鏡もついています。また充電に使える電源コンセントやUSBもここにあります。
Photo:Akira Fukazawa
bed
ベッドポジションにした状態。シートが向き合っていることからそれぞれの足が干渉しないよう寝るときは若干身体を斜めに向ける形になります。
Photo:Akira Fukazawa
cabin
「THE Room」は64席設定されています。
Photo:ANA
door
ドアを閉めて通路側から見るとこんな感じです。天井は空いていますが、通路から中は見えにくいので、よりプライベートな空間へと進化したといえます。
Photo:Akira Fukazawa
現在発売中の『航空旅行 2025 NEW YEAR』では、ANAの羽田〜ニューヨーク線を取材しました。 搭乗したのはボーイング777-300ERのビジネスクラス、シートはドアにより個室になる「THE Room」です。 今回はこの「THE Room」の特徴を写真で紹介しましょう。

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