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パリ五輪開幕直前!エールフランス航空のエコノミークラス研究

いよいよ26日から、パリオリンピックが始まりますね。
現地まで応援に行く方もいらっしゃると思いますが、日本〜パリ間でもっとも多くの直行便を運航しているのがエールフランス航空(以下、エールフランス)です。
今回はこれから搭乗する方にはぜひ役立てていただきたく、エールフランスのエコノミークラスについて、そのサービスを調べてみました。

文:『航空旅行』編集部 写真:エールフランス航空
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AF_777_300ER
羽田線、成田線に使用されているボーイング777-300ER。

羽田・成田・関西からパリへ直行便を運航

 日本〜フランス間で直行便を運航しているのは、JAL、ANA、エールフランスの3社です。このうちJALとANAは羽田からパリへ毎日1便を運航しています。ともに羽田を午前中に出発し、パリには同日の夕方に到着するスケジュールです。
 エールフランスは、羽田線の場合、JALやANAと同じ時間帯の午前便のほか、21時50分発の夜行があります。この便は、パリには翌日の5時40分に着くのですが、東京では夜まで、パリは朝からともにフルで1日を使えるのがメリットです。機内でしっかり熟睡することができれば、到着が早朝なので、体内時計の調整もしやすい便といえます。機内に入ったら時計の針をパリ時間にしてしまい、その時間を意識しながら機内で過ごすことをおすすめします。
 またエールフランスは、週3便で成田から、そして週4便運航の大阪、関西空港からの便もあります。毎日運航ではないので若干利便性は劣りますが、関西線は近畿圏在住の方には便利です。

AF_A350_900
関西線に使用されているエアバスA350-900。

上空から送信!テキストのみのメッセージアプリは無料

 機内での快適性を左右する運航機材は、羽田線と成田線はボーイング777-300ER、関西線ではエアバスA350-900が使用されています。A350-900は言わずもがな、まだまだ新しい機体ですが、777-300ERも基本的にはリニューアル済みの機体が日本路線には投入されているので、古さを感じることはありません。エコノミークラスのシートは、777-300ERは3-4-3の横10席、A350-900では横9席で並び、シートピッチ(前後の間隔)は約79cmです。
 個人用モニターはもちろん早送り、一時停止、巻き戻しが自由自在のオンデマンドで操作でき、全席についています。リニューアル済みの機体はBluetooth機能も備えているので、私物のヘッドホンの接続も可能です。ここはぜひノイズキャンセリング機能付きのヘッドホンを機内に持ち込んで欲しいと思います。映画など機内エンターテインメント(IFE)の迫力が変わるほか、騒音も低減されます。なお、IFEは日本語での操作も可能です。また出発30時間前からフランス国内や海外の新聞・雑誌200誌以上をダウンロードして楽しめるアプリ「エールフランス・プレイ」もおすすめします。ダウンロードしたコンテンツは、オフラインやフライト後でも閲覧できます。
 機内Wi-Fiもあります。利用プランは「メッセージパス」、「サーフパス」、「ストリームパス」の3種類があり、「メッセージパス」はMessenger、WhatsApp、iMessage、WeChatのテキストのみ、無料で送受信できます。そのほかのプランは普通にネットサーフィンができますが、有料です。充電設備としてはUSBポートが全席についています。

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リニューアルしたボーイング777-300ERのシート。座席幅は43cm、リクライニング角は119度です。
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関西線に投入されているエアバスA350-900や、リニューアルしたボーイング777-300ERにはBluetooth機能が付いているので、私物のヘッドホンをIFEとリンクさせることができます。
AF_A350_Ycabin
エアバスA350-900のエコノミークラスキャビン。シートは3-3-3の横9席で並びます。
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エアバスA350-900の個人用モニターは13.3インチのワイド画面で、画質は4Kです。IFEには数本の邦画を含め、1500時間ものプログラムが用意されています。

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エコノミークラスでもシャンパンが飲める

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