航空旅行

見応えたっぷり!JAL工場見学~SKY MUSEUM~

羽田空港には、JALのスタッフが着用する本物の制服に、実際に機内に装着されているシート、
さらにはハンガーで整備されている実機を目の前に見ることができるという、
航空業界に興味がある方には堪らない「JALスカイミュージアム」があります。
事前予約が必要ですが、JALファンはもちろん、航空業界に興味がある方にもおすすめです。

※この記事は『航空旅行vol.42』(2022年7月発売)から抜粋・再編集したものです。

文:『航空旅行』編集部 写真:深澤 明
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JAL SKY MUSEUM

場所はハンガーに隣接、館内にあるすべてが“本物”

 JALは東京モノレール新整備場駅から徒歩2分のところにあるJALメインテナンスセンター1ビル内に、「JALスカイミュージアム」を開設しています。ここでは一般の方向けに、エアラインの仕事やJALの歴史を学び、感じられる体験型の「JAL工場見学~SKY MUSEUM~」を実施しており、パイロット、客室乗務員、グランドスタッフ、グランドハンドリングスタッフ、整備士の仕事を紹介しているコーナーや、客室乗務員の歴代制服やJALが導入してきた航空機が分かるアーカイブズゾーン、そしてこれからのJALが分かるフューチャーゾーンなどのほか、隣接するハンガーで整備作業中の機体も見学することができるという、すべてが本物の迫力に思わず見入ってしまう展示が魅力です。
 機内サービス関連では、ビジネスクラスに装着されている本物の「JAL SKY SUITE」シートや、プレミアムエコノミーの「JAL SKY PREMIUM」シートも展示されていて、自由に座り心地を試すことができます。エアラインのサービスに興味がある『航空旅行』の読者の皆さまには、興味深い展示の一つだと思います。

main floor
パイロットや客室乗務員などの仕事内容を紹介しているエリア。床は滑走路を模しており、現在は退役したボーイング737-400の実物コクピットも展示されています。
C&PYseats
ビジネスクラス「JAL SKY SUITE」とプレミアムエコノミークラスの「JAL SKY PREMIUM」シートの実物も展示。実際に座ってみることもできます。
cabin crew uniform
歴代の客室乗務員用の制服を展示しているアーカイブズゾーン。ここにはJALがこれまでに導入してきた機体のモデルプレーンも並んでいます。

見学は無料!ただし事前に予約が必要

 「JAL工場見学~SKY MUSEUM~」は、月・火・木・土・日曜の週5日、9:30〜11:20、10:45〜12:35、14:45〜16:35の1日3回で開催されています。事前にインターネットからの予約が必要ですが、この充実の展示内容で見学費は無料なので、かなりお得な観光名所ともいえるでしょう。予約は見学希望日の1か月前の同一日9:30から申し込みができます(例:8月14日に見学を希望する場合、予約開始は1か月前の7月14日の9:30から)。
 また、旅行会社などが主催する有料コースもあります。有料コースでは、格納庫の片隅で保存されているJALが初めて導入したジェット機ダグラスDC-8-32の機首部が見学できる「FUJI号スペシャル」や、実際に国内線エコノミークラスで提供されている機内食を食べることができる「機内食体験」コースなどがあります。
 東京観光の一つとして回ってみるのもありだと思うので、ぜひ、ホームページをチェックしてみてください。

DC8 FUJI
保存されている「FUJI号」の機首部。通常の見学では外観を見るだけですが、ジャルパックが主催する有料プランでは、中の客室も見学できます。
FUJI CABIN
「FUJI号」の客室には、当時のファーストクラス向けの機内ラウンジがそのまま残っています。窓枠の障子を始め、各所に歴史を感じられる非常に興味深いキャビンです。
羽田空港には、JALのスタッフが着用する本物の制服に、実際に機内に装着されているシート、 さらにはハンガーで整備されている実機を目の前に見ることができるという、 航空業界に興味がある方には堪らない「JALスカイミュージアム」があります。 事前予約が必要ですが、JALファンはもちろん、航空業界に興味がある方にもおすすめです。 ※この記事は『航空旅行vol.42』(2022年7月発売)から抜粋・再編集したものです。

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