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ベトナム航空、成田=ダナン線を2025年夏に増便。旅客数が前年比12.5%増と好調の日越線

イチョウ並木も鮮やかな東京・青山で、ベトナム航空がイベントを開催。2025年を振り返るとともに、2026年の展開を紹介。ベトナム写真のコンテスト投票も。

文:本誌編集部 写真:本誌編集部
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 ベトナム航空は12月1日、東京・青山のロイヤルガーデンカフェ青山で旅行業界や報道関係者を招待したイベントを開催した。同時に会場のカフェでは、誰でも立ち寄れるポップアップイベント「#VietnamIsCalling – A Vietnam Airlines Pop-up Day in Aoyama」を開催し、「心に残る“わたしの好きなベトナム”」をテーマに募集していたフォトコンテストの作品を展示。来場者の投票を募った。

東京・青山のロイヤルガーデンカフェ青山。
1階ではポップアップイベントも開催。ベトナム写真コンテストへの投票を募った。

 イベントでは冒頭、日本地区副総支配人のグエン・タン・フォン氏があいさつ。「今年1年を振り返ると、7月に関西=ダナン線を再開できたことで、コロナ以前に運航していたすべての路線を再開するという目標を達成することができた。2026年も引き続きネットワーク強化に努める。2026年7月からは成田=ダナン線の2便目を運航する」と発表した。

 現在、ベトナム航空の東京(羽田/成田)線は、羽田=ハノイ線、成田=ハノイ線、成田=ホーチミン線、成田=ダナン線を1日1往復ずつ運航。2026年7月はここに成田=ダナン線が週4往復追加される予定となった。

 また、日本路線以外では、11月22日からハノイ=ジャカルタ線を週5往復で運航開始。12月1日からはハノイ=セブ線(週3往復)、12月15日にはホーチミン=コペンハーゲン線(週3往復)の運航がスタートする。

ベトナム航空 日本地区総支配人のゴー・シー・アイン氏(右)と日本地区副総支配人のグエン・タン・フォン氏(左)。
ベトナム航空の東京(羽田/成田)=ベトナム線。来夏には成田=ダナン線の週4往復が追加される。
ベトナム航空の直近の新規就航路線。

 機内サービスでは、12月1日から日本人創業のピザチェーン店でベトナムで34店舗が展開されている「Pizza 4P’s(フォーピース)」のピザの機内販売を開始。国際線はハノイ、ホーチミン発、1時間半以上のフライト機内で提供している。購入にあたっては事前予約が必要。ベトナム航空Webサイトまたはアプリ上で出発時間の24時間前から予約することができる。

「Pizza 4P’s(フォーピース)」の機内販売をスタート。

 ベトナム航空の2025年の状況は、旅客数/売上高で前年比12.5%増、搭乗率は平均78%以上を記録。日本地区セールスマネージャーの森田順悟氏は、「関西=ダナン線が好調で、成田増便という賭けに打って出ることになった。ダナン線はレジャー中心ではあるが、2025年を振り返ると法人(コーポレート)利用の需要が堅調で、12.5%増に貢献している」と現況を説明。

 2026年以降についても、「新たに就航する地が多く、ジャカルタ、セブ、コペンハーゲンとネットワークを広げている。2026年も“ネタの尽きないベトナム航空”になる」と意欲を語った。

ベトナム航空の2025年実績。旅客数/売上高は前年比12.5%増を記録。
ベトナム航空 日本地区セールスマネージャー 森田順悟氏。

 このほかイベントでは、小栗久美子さんによるベトナムの竹打楽器・トルンの演奏のほか、「週2回、2時間ずつ練習」(森田氏)と明かしたベトナム航空日本地区スタッフによるハンドベル演奏、日本地区総支配人のゴー・シー・アイン氏を中心とした「Happy Xmas」の合唱で盛り上がった。

小栗久美子さんによるトルンの演奏。ベトナム中部高原のタイグエン地方発祥の楽器では、「日本の竹とは異なる非常に薄く、節から節がとても長い種類の竹。弾いているバチも竹でできており、上と下両方に頭を持ってるバチが特徴」と、楽器や音色を解説。剣の舞、Happy Xmasの伴奏も披露し、トルンの音色一つでベトナムらしい空気を生み出した。
ベトナム航空 日本地区のスタッフによるハンドベル演奏や、ゴー・シー・アイン総支配人を中心とした「Happy Xmas」の合唱で、年の瀬のイベントを盛り上げた。

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