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成田ハブを強化するユナイテッド航空に第3の新路線、高雄(台湾)線就航

成田発、ユナイテッド航空のネットワークで快進撃が続いている。フィリピン(セブ)、モンゴル(ウランバートル)に次ぐ新展開は台湾南部の高雄だ。7月11日、初便就航の祝賀ムードに包まれた成田空港からレポート!

文:芳岡 淳 写真:芳岡 淳
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成田=高雄線の初便就航を記念して、テープカットおよびフォトセッションが行なわれた。

パートナーであるANA未就航の台湾南部にフォーカス!

 7月11日、ユナイテッド航空は太平洋路線強化の一環として、成田空港からの以遠権路線となる成田=高雄線を就航させた。

 同路線は、昨年10月に就航した成田=セブ線、今年5月1日に就航した成田=ウランバートル線に次ぐ3路線目で、機材は737-800を使用。セブ線およびウランバートル線同様、搭乗客の半数ほどをアメリカ本土路線との乗り継ぎ需要が占めることが想定されている。

初便に投入された737-800は2005年10月にデリバリーされたN39297。ホノルル以西の短距離路線用となっており、この日もグアムから飛来した。成田=ウランバートル線やセブ線にも投入されている。

 初便の出発前には、第1ターミナル南ウイングの32番ゲートで就航を記念したセレモニーが開催され、ユナイテッド航空アジア・太平洋地区営業担当支社長の桐山謙一氏、台湾観光協会東京事務所の王 紹旬氏らが出席し、成田=高雄線に懸ける想いを語った。

 桐山氏は、「サンフランシスコから台北・桃園国際空港には1日2便の直行便を運航しているが、台湾南部の新たな就航地として高雄にフォーカスした。また、ANAとのジョイントベンチャーにおいて、ANAが就航していない高雄にネットワークを広げるという意味もある」と語り、アメリカや日本から高雄がより近い存在になることを期待するとともに、高雄発の利用者にとってもアメリカへのアクセスを向上させることを目指す。

 搭乗ゲート付近では、記念撮影用に搭乗券や機体をデザインしたボードも用意され、就航初便らしい賑やかな雰囲気に包まれていた。

報道陣の質疑応答に応じるユナイテッド航空アジア・太平洋地区営業担当支社長の桐山謙一氏。成田=高雄線就航の意義を語った。
台湾観光協会東京事務所 所長の王 紹旬(オウ ショウシュン)氏。日本と台湾の交流がより深まることへの願いを語った。

 サンフランシスコ発成田行きと同じ便名のUA837便は、17時51分にブロックアウト、18時12分にRWY34Lから離陸した。なお、ユナイテッド航空では今年10月29日より、さらなる以遠権路線として成田=コロール(パラオ)線の開設も予定している。

ユナイテッド航空
成田=高雄線(週7便)

UA837/成田 17:30→高雄 21:00
UA838/高雄 10:25→成田 15:15

ゲート付近はまさにお祝いムード。成田=高雄線就航記念の専用うちわや「I♡UA」「I♡Kaohsiung」、使用機材である737-800のボードが用意され、記念写真を楽しむ姿が多く見られた。
成田発、ユナイテッド航空のネットワークで快進撃が続いている。フィリピン(セブ)、モンゴル(ウランバートル)に次ぐ新展開は台湾南部の高雄だ。7月11日、初便就航の祝賀ムードに包まれた成田空港からレポート!

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