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JTA、クラスJの琉球紅型ヘッドレストカバーの第12弾は「イリオモテヤマネコ」。10月31日まで、同デザインのポーチも機内販売

クラスJシートのヘッドレストカバーに、琉球紅型デザインを採用しているJTA。5月1日から新デザインの装着がスタートした。

文:本誌編集部
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「イリオモテヤマネコ」デザインのヘッドレストカバーを装着したクラスJのキャビン。女性が手にしているのは機内販売品の「琉球びんがたダブルファスナーポーチ」だ。

 日本トランスオーシャン航空(JTA)は5月1日から10月31日までの6か月間、全路線を対象に、クラスJシートのヘッドレストカバーに新デザインとして「イリオモテヤマネコ」を採用する。

 乗客に沖縄らしい空の旅を提供すべく、沖縄の紅型職人および一般社団法人琉球びんがた普及伝承コンソーシアムの協力のもと、クラスJシートのヘッドレストカバーに琉球紅型デザインを採用しているJTA。その第12弾となった今回のデザインを手がけたのは、紅型研究所 染千花の紅型職人である知花幸修(ちばな・ゆきなが)氏だ。イリオモテヤマネコのほか、ヤエヤマオオコウモリ、サキシマツツジ、ヤエヤマヒルギ、サクラランなど、西表島の多様な動植物をモチーフとして取り入れている。

 またヘッドレストカバー装着の期間中、JTAの機内で同デザインの「琉球びんがたダブルファスナーポーチ」を販売。価格は3,850円(税込)となる。

 世界自然遺産に登録されている西表島について、JTAではこれまでもその魅力を発信したり、イリオモテヤマネコのロードキル(交通事故)防止に向けた取り組みを実施したりしてきた。2025年はイリオモテヤマネコの発見から60年となる節目の年にあたることから、今回の企画を通じて改めて関心を喚起し、ロードキル防止の一助になるとJTAは考えている。

知花幸修氏(左)とJTAの客室乗務員。
クラスJシートのヘッドレストカバーに、琉球紅型デザインを採用しているJTA。5月1日から新デザインの装着がスタートした。

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