知って得するANA国内線普通席のサービス解説
GWも残りわずかとなりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
旅行や帰省で飛行機を利用される方も多いと思います。
今回はANAの国内線普通席に注目。
知っておくと、機内での時間がもっと快適になる小技や特徴をご紹介します。

Photo:Charlie FURUSHO
個人用モニター付き機材が増加中
ANAの国内線普通席は、機材によってシートの仕様が異なります。なかでも最新シートが搭載されているのは、ボーイング787-10、787-9(375席仕様)、777-200ER(392席仕様)、エアバスA321neoです。これらの機材では、大型の個人用モニターが各席に備え付けられており、特に787-10と787-9では13.3インチと、国内線普通席では最大サイズを誇ります(最前列は10.1インチ)。そのほか777-200ERでは11.6インチ(最前列は10.1インチ)、A321neoでは10インチと、どの機材も国内線としては十分すぎる大型モニターが魅力です。
このモニターでは、120チャンネル以上の映画やビデオ、8チャンネルのオーディオが楽しめます。また、電子書籍サービス「eライブラリ」では、実は『航空旅行』も読めます!そのほか「月刊エアライン」や「月刊エアステージ」など小社、イカロス出版の本も複数ラインナップしていますので、搭乗の際は、ぜひチェックしてみてください。
さらに、これら最新シートのもう一つのポイントは、電源設備の充実です。全席にコンセントとUSBポートの両方が装備されており、モバイル機器の充電にも困りません。便を選べるなら、この4機種を優先したいところです。
一方、その他の機材では、膝まわりの空間を広く確保したスリムシートが採用されています。個人用モニターはありませんが、機内エンターテイメントは自身のスマホやタブレットを使って楽しむことができます。
機内Wi-Fiは、ANAウイングスが運航するプロペラ機、デ・ハビランド・カナダのDHC-8-Q400(ダッシュ8)を除く全機材で、無料で利用可能です。なおダッシュ8は、Wi-Fiは使えませんが、機内エンターテインメントには対応しています。ちなみにダッシュ8は、小型でプロペラ機ゆえに「座席が狭いのでは?」と思われがちですが、それは違います。シートピッチは737-800よりも約2cm広くなっています。これはあまり知られていない事実かもしれませんね。また、A321ceoと737-800には、各席に充電に使えるUSBポートを装備しています。

Photo:Akira Fukazawa

Photo:Akira Fukazawa

Photo:Hiroyuki Kashiwa

Photo:Akira Fukazawa
無料ドリンクは7種類
ANAの国内線では、機内で無料のドリンクサービスが提供されています。冷たい飲み物は、日本茶、アップルジュース、コーラ、ミネラルウォーターの4種類、温かい飲み物はコーヒー、日本茶、ANAオリジナルのビーフコンソメスープの3種類です。夏季(6月〜8月)には、アイスコーヒーがメニューに加わることもあります。ちなみに、ANAのコンソメスープは大変人気で、カップラーメンにもなりました。こちらはA-styleなどの公式通販で買うことができます。
また、ブランケットの貸し出しはありませんが、不織布のおしぼりは無料でもらうことができます。空弁などを機内でいただく際には、ぜひ活用してみてください。

Photo:Akira Fukazawa

Photo:Akira Fukazawa
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