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パナソニック アビオニクス、次世代ホスティングソリューション「Converix」を発表

4月8日、パナソニック アビオニクスは、新たなアプリケーションホスティングプラットフォーム「Converix」を発表した。

文:本誌編集部
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 パナソニック アビオニクスは、4月8日、ドイツ・ハンブルクで開催された航空関連展示会にて、新たなアプリケーションホスティングプラットフォーム「Converix(コンヴェリックス)」を発表した。

 オープンかつ中立的とされるこのプラットフォームは、機内エンターテインメント・コネクティビティ(IFEC)システムの統合や、客室業務、ギャレー操作、照明制御など、安全上必須ではないサービスを対象とした機内の広範なアプリケーションを統合的に管理・運用できることが特徴で、あらゆる機体への適用が可能だ。

 Converix™は、AI技術を活用し、機内1万超のデータポイントと接続し、大規模言語モデル(LLM)およびエージェントAIを活用したリアルタイム分析を実現することで、経営層向けのCEOや経営陣向けの日報などのデータ分析の提供が可能となり、業務効率の大幅な向上が期待されている。

 乗客向けにはAIバーチャルアテンダントを各座席に配備。接続便情報の案内や手荷物追跡、目的地でのレストラン提案に至るまで、個別の旅程に役立つ情報をパーソナライズして提供する。このサービスは、パーソナライズされた広告やターゲット広告配信にも役立ち、既存のシステムに比べ広告価値を最大10倍に引き上げる可能性があるという。

 また、Converixの継続的インテグレーション/継続的デプロイメント(CI/CD)を活用したオープンで中立的な運用プラットフォームにより、航空会社希望する頻度でアプリケーションとコンテンツを希望する頻度で更新が可能となることでで認試験プロセスとコストを最小限に抑えることができる。

 Converixは、同社が過去に投入した機内エンターテインメントソリューションAstrova(アストローバ)の成功をもとに、航空会社のロイヤルティを高め、業務効率を向上を目指すソリューションとして期待されている。

4月8日、パナソニック アビオニクスは、新たなアプリケーションホスティングプラットフォーム「Converix」を発表した。

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