連載
青空 ~ 深澤 明が撮ったこの一枚
文:深澤 明
写真:深澤 明
月刊エアラインをはじめ数々の媒体で活躍する航空写真家が撮った一枚の写真。それぞれに、さまざまな背景があります。本連載ではそうした写真に関する一言コメントとともに、フォトグラファー渾身の一枚を紹介していきます。

「青空が邪魔くさく思える日ってあるよね」
なんて斜に構えてカッコつけている気分に浸っている歳でも
なくなりました
素直に「青空キレイ」
なんて純粋にときめくのも、ちょっと気持ち悪い気がします
あくまでも淡々と撮り続け
何やら新しいテーマを見つけては
追いかける
写真家かカメラマンかの
一見するとくだらないやりとりがありますが
実は呼び方の問題ではなく
本質に関して踏み込んでいる証拠です
写真家は、新しいテーマを
自分で見つけることができるはずです
そしてそれがお金になる
カメラマンはテーマを与えられて
最適解を写真という形でお応えする
そして、それがお金になる
おっと、こうやってわかったようなフリをする歳でも
なくなりました
本心からの言葉
つまり本音しか口にしなくなる
それがカッコいいとは思いませんが
“イキテイル”という実感はあります
どうせなら“イキマスカ”
堂々と

深澤 明
本当は寡黙な航空写真家。秀才ではない、天才である。それに恐ろしいほどに、運がいい。
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