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ANA、国際線ボーイング787-9向け新シートを発表。まずはプレミアムエコノミーとエコノミークラスを披露
ANAが、ボーイング787-9に導入する長距離国際線用のプレミアムエコノミー、エコノミークラスのシートを発表。これがANAの次の長距離国際線主力機のシートとなっていく。
文:本誌編集部

ANAは4月9日、ドイツ・ハンブルクで開催中のAIX 2025(Aircraft Interiors Expo 2025)で、次期国際線プレミアムエコノミーとエコノミークラスのシートを発表した。いずれもRECARO Aircraft Seatingの最新モデルを採用している。2026年度から導入するボーイング787-9の長距離国際線仕様機で導入していく。
長距離フライトでも快適な座り心地や、大型の個人モニター、十分な収納スペース、USB Type-C充電設備、Bluetoothオーディオ接続機能を搭載する。

プレミアムエコノミーに採用される「RECARO R4」は、シートピッチを40インチ(約101cm)に従来より2インチ(約5cm)拡張。リクライニング量も従来よりも2インチ(約5cm)拡大した9インチ(約23cm)となった。個人モニターのサイズは15.6インチ。787-9への搭載時は2-3-2の7アブレストとなる。




エコノミークラスには「RECARO R3」を採用。787-9への搭載時は3-3-3の9アブレスト。個人モニターのサイズは13.3インチ。タッチ式モニターでの操作のみで、コントローラを廃することで軽量化を実現している。
シートピッチは33~34インチ(約84~86cm)で、膝元部分の設計改良により、従来比で1インチ(約2.5cm)のスペース拡大が図られたという。また、リクライニング量も従来より2インチ(約5cm)拡大し、6インチ(約15cm)となった。




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