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ANAのエアバスA380「FLYING HONU」と綱引き。成田空港で空の日イベント
成田空港の空の日イベントではすっかりおなじみとなった“ジェット機との綱引き”。成田市制70周年のアニバサリーイヤーとなる2024年は、ANAのエアバスA380「FLYING HONU」が対戦相手を務めた。
成田国際空港(NAA)は10月6日、空の日イベントの一環として「ジェット機との綱引き大会」を開催した。恒例となっているイベントで、世界情勢やコロナ禍などで非開催となった年はあったものの、2024年で26回目を迎えた。
1年ごとにJALとANAが交互に協力しているのも特徴のイベントで、2024年はANAグループが担当。事前の募集で、成田=ホノルル線限定で運用しているエアバスA380「FLYING HONU」が相手を務めると発表されたことでも注目を集めていた。
例年の募集は300名だが、2024年は成田市制70周年ということもあり、成田市からの参加者を100名追加した、400名を募集。それでも1,193組3,403名が応募し、例年およそ3~4倍程度という倍率は約8.5倍と人気を集めた。当日は、その高い倍率をくぐり抜けた計349名が参加した。
イベントはA380との綱引き大会と、ANAハンガーイベントの二本立て。参加者を174名のAチーム、175名のBチームに分け、Aチームは先に綱引きをしたあとにハンガーイベントへ。Bチームはその逆順という内容となった。
実際に綱引きが実施されたのはU誘導路上で、B滑走路/RWY34Rに着陸する航空機が直上を通る抜群のロケーション。バスを下りると存在感のあるFLYING HONU 1号機(JA381A)が、参加者の挑戦を待ち受けるかのように駐機していた。
ちなみにこの1号機。前日(10月5日)のNH181便に使用され、ホノルルから成田へと飛んできたばかりの機体。そして綱引きの相手を務めたあと、10月6日のNH182便(21時30分発)として再びホノルルの空へ飛ぶというから大忙しだ。コロナ禍ではFLYING HONUを使用した地上イベントが数多く行なわれたものの、旅客運用を再開したいま。こうして地上から近くで見られるのは貴重な機会といえるだろう。
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A380との綱引き、そしてANAのハンガーイベントへ。
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