連載

ヨーロッパへと通い続ける理由 ~ 芳岡 淳が撮ったこの一枚

文:芳岡 淳 写真:芳岡 淳
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月刊エアラインをはじめ数々の媒体で活躍する航空写真家が撮った一枚の写真。それぞれに、さまざまな背景があります。本連載ではそうした写真に関する一言コメントとともに、フォトグラファー渾身の一枚を紹介していきます。

 9月は今年2度目のヨーロッパ遠征へと行ってきました。

 2015年に初めて海外遠征へと出かけて以来、最も訪れているのがヨーロッパになりますが、その魅力に飽きることはありません。

 抜群のロケーションと多彩なトラフィック。中でも私が大好物な747-400が今でも多くみられることもヨーロッパに通い続けてしまう理由です。

 このカットの撮影地は本来タキシングを撮影するポイントなのですが、使用滑走路の関係からシルクウェイ機は別の滑走路から離陸してしまいました。

 遠巻きながらも撮影した1枚ですが、ヨーロッパらしい澄んだ空気感と立体的な雲が合わさって「こんな情景も良いな」と思わせてくれる作品になりました。

芳岡 淳

芳岡 淳

1994年生まれ。神奈川県横浜市出身。 小学生の頃、北海道への家族旅行で747-400Dに搭乗したことで旅客機撮影が趣味に。2015年からは積極的に海外へ遠征し、世界中で747-400を中心に旅客機や貨物機を追いかける撮影スタイルを展開。

FOREVER BOEING747-400(イカロスカレンダー2025)

 ジャンボジェット機の完成系として登場し、ヒコーキファンの間でも極めて人気の高いボーイング747-400、通称ダッシュ400。高いレベルの環境性能や経済性が求められる時代のなかで経年機となったダッシュ400は退役が進み、2024年3月には主要エアラインで残っていた数少ないオペレーターだった韓国のアシアナ航空でも運航を終了。本当に乗ることが難しい機体となったダッシュ400に1年にわたって寄り添えるカレンダー。

写真:芳岡 淳
発売日:2024年10月2日(水)
仕様:月めくり/壁掛け/縦30cm×横38cm
価格:1,870円

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