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羽田C滑走路で“滑走路状態表示灯”導入のための工事開始

1月の航空機衝突事故を受けて、滑走路誤進入対策として導入される予定だ。

文:本誌編集部
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滑走路状態表示灯(RWSL:Runway Status Lights)の機能。

 国土交通省は、羽田C滑走路において、滑走路状態表示灯(RWSL:Runway Status Lights)を導入するための工事を、9月27日深夜より開始する。

 導入の経緯は、1月に羽田空港で発生した航空機衝突事故を受け設置された「羽田空港航空機衝突事故対策検討委員会」において、6月に中間取りまとめが公表された。

 その中で、滑走路誤進入対策として、パイロット等に対する注意喚起システムであるRWSLについて、主要空港の同一滑走路で離着陸が行なわなれることが想定されるすべての滑走路、誘導路に導入を拡大することを検討すべきと提言された。

 この提言を踏まえ、羽田空港C滑走路に接続する一部誘導路において、RWSLの工事を開始することになった。当該灯火は、工事完了後、試験調整を行なったうえで、2027年度末から順次供用を開始する予定だ。

 9月27日深夜の工事では、ボーリング・舗装カッター・基台、配管設置・埋め戻しが行なわれる。

1月の航空機衝突事故を受けて、滑走路誤進入対策として導入される予定だ。

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