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ANA、聞こえにくさを改善する「ミライスピーカー」国内8空港に導入

難聴の方や高齢者の方に向けて設置。係員とのコミュニケーションがよりスムーズとなる。すべての利用者に対して、人的サービス、施設設備、機器による各種のサポートを行ない、今後もユニバーサルサービスの充実と拡大に努める。

文:本誌編集部
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 全日本空輸株式会社(ANA)は、6月6日より、空港係員との円滑なコミュニケーションをサポートする「ミライスピーカー」を国内8空港(羽田・成田・新千歳・中部・伊丹・関西・福岡・那覇)に導入した。8空港の国内線エリアにある「SPECIAL ASSISTANCE」カウンターに「ミライスピーカー」を合計10台設置し、言葉が聞き取りにくい利用者(難聴の方、ご高齢の方など)の利便性向上を目指す。

 「ミライスピーカー」は、メーカー独自の技術、「曲面サウンド」により、音声を変換し、広範囲に明瞭な音を拡声するため、聞こえにくい方でも音量を上げず、クリアに言葉が聞こえるようになっていいる。そのため、スピーカーの位置を動かすことなく、空港係員の声を利用者に届けることができ、よりスムーズな応対が可能となる。

 また、小さな声でも聞こえやすいため、スピーカーの音量調整をすることで、周囲に声が聞こえやすくなってしまう懸念はない。実地検証においても、「同じ声量でもはっきり、くっきりと聞こえた」との評価を得ている。

難聴の方や高齢者の方に向けて設置。係員とのコミュニケーションがよりスムーズとなる。すべての利用者に対して、人的サービス、施設設備、機器による各種のサポートを行ない、今後もユニバーサルサービスの充実と拡大に努める。

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