航空旅行

フィンエアーのラウンジ内にあるサウナレポート

(早いものでもう約3か月前になりますが …)3月7日、サウナの日にアップした記事で、
ヘルシンキ国際空港にあるフィンエアーのサウナ付きラウンジの取材を予告していたのですが、実際に行ってきました!
果たして“ととのう”ことはできたのでしょうか?

文:『航空旅行』編集部
X Facebook LINE
sauna sign
サウナ室のマーク。

サウナがあるのは「Finnair Platinum Wing」

 サウナ発祥の国、フィンランドのエアラインであるフィンエアーは、本拠地であるヘルシンキ国際空港のラウンジにサウナを設置しています。サウナが設置されているのは、フィンエアーのマイレージプログラム「Finnair Plus」の「Finnair Plus Platinum」以上の会員と、ワンワールドのエメラルド会員が利用できる「Finnair Platinum Wing」というラウンジです。サウナとなれば、ラウンジの定番設備であるシャワールームとは異なり、他人と“裸の付き合い”になりますので、利用方法のみならず、入り方なども以前から気になっていました。それで今回、ポルトガルに行く際にヘルシンキを経由することになったので、これらの疑問を解決しようと取材させていただくことにしました。

entrance
サウナはシェンゲン協定非加盟エリア(=日本線が発着するエリア)の「Finnair Platinum Wing」にあります。場所は52番ゲートの近くです。営業時間は10:30〜17:30です。

サウナ室の構造

 サウナは「Finnair Platinum Wing」ラウンジに入ってすぐ左側、シャワールームも並んでいるエリアに設置されています。シャワールームはドア前にモニターがあり、使用中か否かが一目でわかるようになっていましたが、複数人で利用できるサウナ室にこのようなモニターはなく、予約も不要で、脱衣所に3つ用意されているロッカーに空きがあれば利用できる感じでした(“感じ”と書いた理由は、この後説明します…)。
 脱衣所は2つのシャワーブースとトイレを併設していて、大小のタオル、使い捨てのスリッパも用意されています。脱衣所の先にくつろげるソファスペースと、その向かいに大人であれば3名くらいがちょうどいい広さのドライサウナがありました。
 それではサウナに入りましょう。洋服を脱ぎ、シャワーを浴びて、腰にタオルを巻き、サウナに入室です。一応、水着を持参したのですが、フィンランドの皆さんは全裸にタオルだったのでそれに倣いました。サウナの温度は80度で、サウナとしてはそれほど高くないので長く入っていられます。サウナ内には桶と柄杓があり、サウナの入り口脇にある蛇口から水を補給することでロウリュもできました。ロウリュすると一時的に室温が上がるので、個人的にはもう少し熱めが好みということもあり、頻繁にロウリュしました。なお、他の方もいる場合は、拒否される雰囲気は一切なかったものの、一言断ったほうが良さそうです。

changing room
男性用の脱衣所には3つのロッカーがあり、シャワーブースも併設しています。タオルも豊富に用意されていました。歯ブラシや髭剃り、くしなどのアメニティもあります。
sauna room door
サウナ室の入り口。入り口脇の蛇口からロウリュ用の水を補給できます。

次のページ:
人気のサウナは定員オーバー?ロングフライトの前に“ととのう”のは最高!